「配慮ありがたい」「ネタバレになる」と賛否両論に…ドラえもん「新作映画」で“異例の注意喚起”のワケ
しかし、こうした注意はネタバレと紙一重でもあるため、賛否を呼んだようで、SNS上では「事前にアナウンスして配慮してくれてありがたい」「フラッシュバックする人もいるから当然」という声の一方で、「事前にネタバレするのはどうなの?」「ここまで配慮しなきゃいけない理由がわからない」と、今回の注意喚起に首をかしげる人々の姿も見られる状況だ。 たしかに、注意喚起がダイレクトなネタバレになることは避けられないだろう。あくまでフィクションとして予備知識なしで鑑賞し、新鮮な気持ちで作品を楽しみたい人にとってネガティブに作用するのも理解できる。
■ドラえもんオタクが感じた「もっと根本的な問題」 だが、この注意喚起の内容より、もっと根本的な問題があるはずだ。旧作を見ている人は共感してくれると思うのだが、そもそも海底鬼岩城には「地震より配慮が必要」なシーンがある。 筆者は年間50万円以上、ドラえもん関連に支出するようなドラえもんファンだ。そんな立場から言わせてもらうと「あ、配慮するのはそっちじゃないんだ」と思ったのが正直なところだった。 おそらく、“あのシーン”をそのままリメイクすることはできなかったのだろう。かなりマイルドに調整したからこそ、注意喚起するほどでもないという判断に至ったのかもしれない。
と、いうように、リメイク作品だからこそ、注意喚起の内容によって別シーンの内容が想像できるという2次的なネタバレも起こってしまう。まあ、海底鬼岩城は43年も前の映画だ。現代では表現を変えざるをえないシーンが多々あるのも仕方がないのかもしれない。 ■レトロ作品のリバイバルブーム ここで、日本のエンタメ業界におけるリバイバルブームについてみてみよう。知っている人も多いと思うが、国内のエンタメ業界では昭和・平成レトロ作品のリメイクが盛んにおこなわれている。2026年冬クールでは『地獄先生ぬ〜べ〜』『ハイスクール! 奇面組』などのリメイクアニメが放送中だ。