【お詫び】生成AIで戦時下の写真から動画をつくりましたが、生の資料で発信している者として適さないと考え削除し、生成AIは一切使わないことを誓います
生成AIが盛んになって来て、フェイク動画が選挙戦にも登場し世の中を狂わすなど悪さをしていますが、しっかりとした目的を持てば、良い方向に世の中を向けられると思っていました。そこで、戦時下の写真で初めて生成AIを使って動画をつくって公開したところ、さまざまな反響をいただきました。
当初は、これまで関心のなかった層にアプローチできたかと思いましたが、本物の資料で発信しているというこれまでの姿勢と相いれないこと、生成AI自体がネット上の無数の情報を無断使用していること、それを使うことはそうした姿勢の助長や当方の資料の無断利用も可能と受け取られるーなど、真摯なご助言もいただきました。
中の人も、いろいろ考えて試したたわけではありますが、それによって文章や写真もAIではないかといった、これまでの発信に対する信頼性が揺らぐような事態を招くのは、本意ではありません。また、画像は画像、文章は文章として自分としては切り分けたところで、読んでくださる方に疑念を抱かせるようでは本末転倒と考えました。
よって、今回のAI動画の公開は誤りであったと考え、インスタグラムとこちらの記事から削除した上で、疑念を持たれるような行為をしたことをお詫び申し上げます。
今後も、動画での発信方法は模索していきますが、これまでの文章や写真がAIに頼っていなかったように、今後もAIに頼ることなく、手作業で時間をかけてこなしていきたいと考えます。
こちら、動画に使った写真で、長野県上田市にあった小県蚕業学校(現・長野東高校)の1942年3月卒業生のアルバムより。撮影時期は1941(昭和16)年と思われるものです。この写真一枚を示すだけでも、その背景やさまざまな時代を感じてもらえるよう、精進してまいります。
中等学校では、大正の軍縮から、それ以外の青年学校では1939(昭和14)年から、軍事教練が必修になりました。軍縮であぶれた将校を学校に配属することで経験者を維持し、かつ学校の監視と、学生への軍事の基礎訓練でいざという時に備えるという、何重もの狙いがこもったものです。そして、時には地域内の中等学校が合同で演習をすることもありました。この写真は、そうした演習の際に撮影されたものです。
二度とこうしたことを若者たちみんなにさせてはいけない、という思いを、生の資料を通して感じていただけるようにすることが、当方の本分と考え直しました。写真だけでは伝わらない臨場感を、何でどうカバーするか。それも、資料の積み重ね、表現の工夫にしかないでしょう。
試行錯誤しつつ、戦時下をうまく伝え、現代につながる問題としてとらえていただけるよう、自分の入手したもの、自分で学んだもので工夫していきます。
こちら、小県蚕業学校卒業アルバムの写真を取り上げた過去記事です。よろしければ、ご覧ください。
いいなと思ったら応援しよう!
ここまで記事を読んでいただき、感謝します。責任を持って、正しい情報の提供を続けていきます。あなた様からサポートをしていただけますと、さらにこの発信を充実し、出版なども継続できます。よろしくお願いいたします。


ほかの方もすでに書かれているように、AI動画には功罪の「罪の面」もかなりあると思います。いずれ、どんな動画を持ってきても「どうせAIで作ったんでしょ」の一言で流されてしまう時代が来そうにも思えます。 ただ、なまじそんな良識的配慮一切なしの、国家主義・国粋主義的な方面の人たちのAI動画が…
はい、これは画像カラー化にも通じる課題です。カラー化先駆者の渡邉東大教授も、記憶を呼び覚ますツールとして始めつつ、当たり前になってくる中で逆にモノクロを残す試みもされていました。一方、動画が若い世代に圧倒的に見られている事を考えると、ならばAI動画でここが不完全ですよと逆に不完全品…
AIは慎重になられた方が… 悪用もされかねませんし…せっかく収集されてる資料についても、「AI」とか疑われかねないのでは? イベントでさらっと流すくらいなら、「雰囲気」も重要かもしれませんが、もし常時公開されるなら、細かいところまで時代考証して作りこまれた方が良いのではないでしょうか…
御忠告ありがとうございます。利用の際は目的を明確にし、乱用を避けたいと思います。気をつけていきます。
すいません、AI動画で、自分の写真アイコンを見ず知らずの垢からいじられ、個人的に不快な思いをしたことがあるので、いいね、はできませんでした。
その様な扱いは酷いですね。悪貨を駆逐するよう心がけます。
白黒動画をAIでカラーにするのは、以前からありましたが、イメージ映像として使えそうなレベルですね。