消費税減税をめぐる高市早苗氏の過去の主張について、公式サイトのコラムを確認して検証したプレジデントオンライン記事が話題になっていた。
「消費減税は私の悲願」は真っ赤なウソ…公式ブログ記事1000本を検証して判明「増税政治家・高市早苗」の正体 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
高市首相の公式サイトには「公式ブログ」が設置されている。マスコミによって切り取られたり、編集された情報ではなく、首相本人が発信したい言葉がそのまま掲載されているはずだ。
そもそも高市首相の公式ブログにおいて、消費税に言及する記事は少ない。手元の集計ではあるが、1000本以上の記事が投稿されている中で、明確に消費税に言及したものはたった7本。うち、はっきり消費減税を主張したものは1本もなかった。
これは中野タツヤ氏による検証記事だが、記事が話題になった直後に公式サイトのコラムがすべて削除されていることが注目され、そのアーカイブがプレジデントオンラインアカウントのコミュニティノートで提示されている。
「消費減税は私の悲願」は真っ赤なウソ…公式ブログ記事1000本を検証して判明「増税政治家・高市早苗」の正体
president.jp
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2月17日現在、ブログ内のコラムのページが全て削除されています。
sanae.gr.jp/column_list18.…公共性の確保や元ポストの記事の検証を可能にするため、本CNを投稿します。
削除されたページの魚拓は取られており、記事内で引用されたものは以下から確認可能です。(年/月/日付、タイトル略)
コラム一覧
web.archive.org/web/2025102118…20/11/16
web.archive.org/web/2025102118…14/04/15
web.archive.org/web/2025102118…12/06/17
web.archive.org/web/2025102118…11/12/13
web.archive.org/web/2025102118…04/10/29
web.archive.org/web/2025102118…
削除の理由は、朝日記事の事務所の説明によるとシンプルな内容にするためというが、なぜシンプルな内容にしたかったのかはよくわからない。
高市首相の公式サイト、「コラム」を削除 保守政策への思いなど記載 [高市早苗首相 自民党総裁]:朝日新聞
政治信条や政策などを記していた「コラム」欄が、18日までに削除された。高市氏の事務所は「シンプルな内容にするための見直しをしている」と説明。高市氏周辺によると、再び過去のコラムを公開するかは未定だという。
ちなみに下記の指摘によると、プレジデントオンライン記事が公開される以前にもコラムが消されていたらしい。もちろん高市氏が不都合な記述を隠したわけではないという証明にはならないが。
でも高市さん2022年にこの改憲草案大好きっていってるし怖すぎるでしょ、、、とブログ貼り付けようとしたら数日前まで見られてたのに消えてた
トップ行ったら更新準備中とのこと
当選して憲法改正お祝いトップ画にするつもりですかね
たとえば記事の公開前に事務所に見解をたずねた可能性もあるし、そうでなくても追及を想定して消した可能性もある。少なくとも国会で自身のコラムの保存を誇った立場は問われるべきだろう*1。
国会会議録検索システム
教育勅語についてお尋ねがありました。
私の公式サイトには、かなり古いコラムもあえて掲載をいたしております。
さらに国会議事録を検索すれば、2016年に消費税増税の延期を追及された時、延期を決定した当時の首相に対して怒ったという答弁もしていた。
国会会議録検索システム
今回でさえ、消費税率引上げ時期の延期を安倍総理がおっしゃった後、一番文句を言っていたのは私でございました。といいますのは、通常国会でもう本当にこちらの総務委員会の先生方にも大変御苦労をお掛けし、そして真剣に御議論をいただき、地方消費税法についても本当に様々な御意見をいただきながら真剣に私たちは議論をし、そして最終的には御了解をいただいていたものでございます。
私も内閣の一員でございますから、安倍総理の御答弁のとおりと申し上げるほかないんですけれども、ただ、やはり先ほども答弁をさせていただきましたが、この消費税率の引上げ延期ということを総理が方針として最初に決められたときに一番怒ったのも、総理に対して文句を申し上げたのも私自身でございました。
この答弁からは、閣僚としての見解をはなれた個人的な意見として、やはり消費税の増税を強行に目指していたという印象を受ける。
もっとも当時から現在までの高市氏の答弁の傾向から考えると、一貫した態度をとることよりも、追及に対して強く否定することを優先しただけという気もするが。
その意味では、やはり追求される場ではない公式サイトのコラムこそ、良くも悪くも高市氏の個人の見解があらわれていたと考えるべきなのかもしれない。
*1:この答弁は「尾張おっぺけぺー@toubennbenn」氏の指摘で知った。