テーマパーク付近の開発巡り受託収賄容疑 元飯能市長を逮捕 埼玉

飯能市役所に捜索に入る県警の捜査員=飯能市で2026年2月19日午後6時55分、高木昭午撮影 拡大
飯能市役所に捜索に入る県警の捜査員=飯能市で2026年2月19日午後6時55分、高木昭午撮影

 埼玉県飯能市内のテーマパーク付近での宿泊施設の開発に絡んで賄賂を受け取ったとして、県警捜査2課は19日、元市長の大久保勝容疑者(73)=同市下名栗=を受託収賄容疑で逮捕した。

 逮捕容疑は、市長在職中の2016~21年の間、同市小久保の市街化調整区域に宿泊施設を建設しようとする土地開発業者から、開発許可などを出す便宜を図るよう依頼を受けた。その上で21年6月下旬、市内の業者の事務所で謝礼として500万円を受け取ったとしている。「開発許可の件で現金500万円を受け取ったことに間違いない」と容疑を認めている。

 県警によると、事件は飯能市内のテーマパークに隣接する同区域の山林に宿泊施設を建てたい業者と、当時市長だった大久保容疑者の間で起きた。業者側は、規制された土地の開発許可を求めて市長に謝礼を払い、用地取得などを進めた。

 大久保容疑者は市役所に働きかけたが結局許可は下りず、計画は頓挫したという。業者側は贈賄罪の時効(3年)を超え、元市長側のみの逮捕となった。

 大久保容疑者は飯能市議などを経て13年に市長に初当選。2期務め、事件直後の21年市長選で落選した。【田原拓郎】

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