朝6時半から辻立ちしていた野田佳彦氏
また、別の政治部記者はこうも話す。
「小川氏といえば、筋金入りの共産党連携論者でもあります。立憲民主党は『立憲共産党』とも揶揄されたように、共産党との協力関係が常に批判の対象となってきました。
それだけに、おおっぴらに共産連携論を唱えるのははばかられていましたが、小川氏は『共産党を溶かす』というのが持論なんです。ヨーロッパの共産党が既存の左派政党に溶け込むように吸収され消滅していったように、日本の共産党も溶けていくと力説していました。
しかし、今回、立憲民主党が手を組んだのは公明党。公明党と共産党は水と油の関係ですから、小川氏は持論をかなぐり捨てる覚悟でしょう」
小川氏自身が「地中のマグマ」と表現したように、中道の党運営は前途多難だ。それは早速、衆院の副議長人事で露呈した。
中道は18日から始まる特別国会で、衆院の副議長人事に関し、当初は泉健太元立民代表をあてようとしていた。一方、副議長ポストは要職を歴任したベテランの「上がりポスト」なだけに、51歳の泉氏にとっては“上がった”感はマイナスに働きうる。
泉氏が自身のXで「なぜ俺に回ってくるのか」と当惑したのも無理はないだろう。結局、公明党の代表経験者である石井啓一氏で副議長人事は落ち着いた。
そのほかにも小川氏が直面している問題はある。
「より深刻なのが、党の職員問題です。立憲民主系の衆院議員は数が激減したため、今や議員数と職員数の割合がアンバランスになっている。政党交付金は国会議員数に応じて配分されるため、党職員のリストラは不可避な情勢です。
ある立憲民主系職員は『もう飲み会の経費は切れない』なんてこぼしていましたよ」(同前)
しかしながら党職員は組織の基盤でもある。小川氏は自ら拾い上げた「マグマ」にうまく対処できるのか、今後に注目したい。
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