ヒラリー・クリントン氏、トランプ政権の「隠蔽」を批判 エプスタイン文書の扱い巡り

クリントン氏、トランプ政権の「隠蔽」批判 エプスタイン文書巡り

(CNN) ヒラリー・クリントン元米国務長官は17日放送の英BBCのインタビューで、性犯罪で起訴され勾留中に死亡した富豪、ジェフリー・エプスタイン氏に関する文書数百万ページの公開をめぐる対応に言及し、トランプ政権による「継続的な隠蔽(いんぺい)」を批判した。

クリントン氏はドイツ首都ベルリンで先週末に開催されたミュンヘン安全保障会議でBBCの取材に答え、「政権は対応を引き延ばし、文書に記載されている人物の名前を黒塗りにしている。連邦議会の議員からの正当な要求に応じていない」と指摘した。

ブランチ司法副長官はエプスタイン文書をめぐる司法省の対応を繰り返し擁護し、「透明性に注力している」「何ひとつ隠していない」としている。

司法省が直近で公開した文書にはビル・クリントン元大統領への複数の言及が含まれており、元大統領のスタッフがエプスタイン氏やその長年の協力者ギレーヌ・マクスウェル受刑者と、時にひわいとも取れるやり取りをしていた実態が新たに明らかになった。

クリントン氏は今回、自分と夫には「隠すことは何もない」と述べた。ビル・クリントン氏はこれまで、エプスタイン氏に関係する不正行為を繰り返し否定してきた。以前の文書開示では、ビル・クリントン氏がエプスタイン氏と並んで写ったり、エプスタイン氏による性的虐待の「被害者」とされる人と温水浴槽に入ったりする写真の存在が明らかになっている。

クリントン夫妻は数カ月にわたる綱引きを経て、今月後半、エプスタイン問題を調査する下院の証言録取に非公開で応じる予定。議会の召喚状に従わないことを理由に、下院が議会侮辱罪に問う採決を準備する段階になって初めて、クリントン夫妻は下院監視委員長が設定した条件を受け入れた。

クリントン氏はBBCのインタビューではこの争いに触れず、「知っていることを喜んで話す用意がある。私たちが知っていることは非常に限られており、彼らの行動や犯罪とは全く無関係だが」と述べた。

さらに「とにかく公正な対応を望む。すべての人を同じように扱ってほしい。夫と私にはそれが当てはまっていない」と述べたうえで、公聴会への出席に応じる考えを改めて表明。「証言を求められた人は全員証言すべきだと思う」と語った。

「トランプ大統領から注意をそらす」目的で、自身と夫への注目が利用されているとも主張した。

トランプ氏の名前は文書内で1000回あまり言及されている。トランプ氏は当初は文書の公開に抵抗していたが、最終的に昨年後半、公開に賛成するよう共和党議員に促した。

トランプ氏は16日、大統領専用機内で記者団に「私は完全に潔白だ」と述べ、クリントン夫妻については「彼らが巻き込まれているのは彼らの問題だ。今後の展開を注視する必要がある」と語った。

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