高齢者の負担増を掲げる声が支持を伸ばしている。
そこにある高齢者像は、
おそらくこうだ。
「高齢者は金持ち」
「医療費使いすぎ」
「自己責任にしろ」
簡単な言葉は拡散する。
でも現実は──
80代は戦後の貧困期を生きた世代。
70代も全員が豊かだったわけではない。
60代でも恩恵を受けたのは一部。
彼らは年金も保険も払い続けてきた。
世代を敵にすると、
本当の問題(税制・再分配・法人減税)から目が逸れる。
責任は世代ではない。
人口構造を読み違え、
ツケを先送りしてきた国家運営の問題だ。
世代対立は便利だ。
便利な物語ほど、真実から遠い。