ヨーロッパの河川を見た女性が、
「ヨーロッパの川は堤防がなく、道から川の美しい水面が見える。自然を壊すダムもほとんどない。ヨーロッパの人たちは自然を愛し自然と共生しようとしている。
それに引きかえ日本はどこもかしこも高い人工的な堤防だらけで自然を破壊し、山にはどこもかしこもダムだらけにして自然を破壊している。
日本ほど自然を徹底的に破壊している国は見たことがない。
今からでもダムと堤防は撤去して本来の自然の姿に戻すべきだ。」
と書いてあるのを見て土木技術者の端くれである私は頭に来てしまった。
ヨーロッパは日本のような梅雨や台風や豪雨がない。
なので河川の氾濫リスクが低いので高い人工的な堤防は確かにほとんど見られない。また山岳も少ないのでダムを多く必要としない。
そして日本の河川は明治時代に日本に来たオランダの技術士ヨハネス・デ・レーケが言ったように、日本の川を見て、「これは川ではない、滝だ」と言ったように、大雨が降ると山から滝のように大量の水が河川になだれ込んでくる。それを防ぐために水を貯めて水量を調整するダムと高い堤防が人々の命や財産を守るために必要不可欠になる。
そうした日本の国土の特徴も理解せずに、
欧米は自然を大事にしている。
日本は自然を破壊しまくっている。
と短絡的に言われると、水害で大勢の死者が出ないよう頑張っている土木技術者にしたら自分たちを悪のように言われてやるせない気持ちになる。
この女性は多くの被害者を出した伊勢湾台風や大東水害訴訟などの数多くの水害の歴史を知らないんだろう。
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