北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪延伸を巡り、京都府舞鶴市は17日、同市への延伸ルート誘致に向けた事業費として、令和8年度当初予算案に340万円を計上すると発表した。国の与党プロジェクトチーム(PT)は、舞鶴市を経由する2ルートを検討対象としていた。
延伸を巡っては平成28年に「小浜・京都ルート」が選定されたが、京都府内で建設費高騰や地下水への影響などの懸念が噴出。与党PTは昨年12月、「舞鶴・京都」「舞鶴・亀岡・新大阪」の2ルートを含む8ルートの再検証に入った。
舞鶴市は、同市への延伸により南海トラフ巨大地震などで甚大な被害が予想される太平洋側の代替機能を持つ「日本海国土軸」の形成につながると強調。鴨田秋津市長は17日の記者会見で「一度死んでしまったルートだがチャンスが再来した。舞鶴が大暴れしていく決意だ」と語った。(川西健士郎)