消化器内科 沖田総司
@OKITA_SOUJI_ONE
消化器内科 沖田総司さんのポスト
腸内環境が整うと腸内細菌がセロトニンの前駆物質(その物質が生成する前の段階の物質)を沢山作り、それが副交感神経である迷走神経を介して脳のセロトニン活性にも影響します。潰瘍性大腸炎やクローン病のような腸の病気には特に、セロトニンが深く関わっていると考えて間違いないでしょう。
潰瘍性大腸炎やクローン病の患者さんのなかには、3分の1~半数くらいにうつ症状があるといわれています。心が不安定な状態では、自律神経のバランスも整いません。ですから、脳内のセロトニンを活性化して心を安定させることは、病気の改善にも重要な意味をもつのです。しかも、セロトニンの9割は腸に存
潰瘍性大腸炎やクローン病の改善には、セロトニンの活性も関与していると考えられます。セロトニンは脳内の神経伝達物質です。さまざまな働きがあり、特に注目されているのが心の安定に関係する働きです。セロトニンには心を癒し、平常心や前向きな気持ちをもたらす作用があり、脳内のセロトニンが不足
β-エンドルフィンもその一つです。β-エンドルフィンは脳内麻薬と呼ばれ、疼痛改善効果はホルヒネの20~50倍といわれています。視床下部の血管がよくなり下垂体からのホルモン分泌が正常倍すると、β-エンドルフィンの分泌も高まり、痛みを抑えることに役立ちます。
なかでも、自己免疫疾患に大きくかかわるのは免疫系です。感染症やガンは免疫の反応が足りていない状態、アレルギー性疾患や自己免疫疾患は免疫が過剰に反応している状態です。星状神経節ブロック療法は、そのどちらの機能異常も正常化させることに役立ちます。ホルモン系に関しては、たとえば、視床下
星状神経節をブロックすると、交感神経の働きの一つである血管収縮作用が制御され、脳の視床下部の血流が一気によくなります。視床下部は、生命がもつホメオスタシス(恒常性維持)機能の中枢で、生命の維持に重要な自律神経系・内分泌(ホルモン)系・免疫系をコントロールしています。このホメオスタ
星状神経節ブロック療法とは、ペインクリニックでよく用いられている、麻酔薬を使った保険適用の治療法です。潰瘍性・クローン病の患者さんたちも行っていて、これらの病気の改善に大きく役立っていると感じます。では、星状神経節ブロック療法にはどのような作用があるのか、説明しましょう。
星状神経節ブロック療法は、武蔵野病院名誉院長であった故・若杉文吉先生が確立した治療法です。頸部にある星の形をした交感神経節に局所麻酔を注射し、過剰に反応しすぎている交感神経を一次的にブロックするというものです。注射に抵抗がある人や、小さなお子さんには、注射ではなくスーパーライザー