個性豊かな観光特急「あおによし」「しまかぜ」「伊勢志摩ライナー」(近畿日本鉄道)
2025年07月21日 公開
工夫凝らした多くのニーズに応える観光特急
路線総延長が約500㎞と日本一を誇るだけあって個性豊かな特急車両がそろっています。関西の私鉄では近鉄のみ特急料金が必要ですが、工夫を凝らした車両設計をしており、乗る価値は十分にあります。今回は京都駅を発着する観光特急を紹介します。
◯◯ あおによし 19200系 ◯◯
車内外とも豪華な列車
2022年4月に登場しました。かつて近鉄特急のエースとして活躍した「12200系」車両の4両を3億3000万円かけてリニューアルしたもので、艶やかな紫色の車体色は引き込まれるような魅了があります。車内もかなり豪華です。
車名の「あおによし」(青丹よし)は、万葉集で奈良にかかわる枕詞で、奈良が都だった平城京を彷彿とさせます。
ベースはスナックカー「12200系」
ベースとなった「12200系」は、1970年の大阪万国博覧会に向けて製造された車両。車内に軽食提供するスナックコーナーがあり、「スナックカー」の愛称で親しまれました。
外観は紫檀メタリックにゴールドの帯
紫檀メタリックにゴールドの帯を入れた品格が漂う配色。正面には、幸せの兆しとされる「花喰鳥」をデザインしたエンブレムが配され、側面には、正倉院の宝物の花柄をラッピングしています。
車内は和洋折衷。 ツインシートを窓側や向かい合わせに置いた車両と半個室が並ぶ車両があります。座席数は84席で通常の3分の1とかなりゆったりしており、くつろいで乗車できます。
京都・近鉄奈良・大阪難波間を1日8本運行しています。
◯◯ しまかぜ 50000系 ◯◯
眺望のいい豪華な列車
2013年3月に運行を始めました。当初は大阪難波・近鉄名古屋ー賢島間のみでしたが、翌年10月には京都ー賢島間も加わりました。
製造されたのは6両編成3本ですが、1本当たり最大18億5000万円をかけた新造特急車両です。大きなガラスを配したいい眺望のハイデッガーの先頭車が特徴のひとつ。2階建て車両も連結します。大型テーブルを備えたサロン席や和風、洋風の個室があり、多くのニーズに応えることができる豪華な列車です。鉄道友の会より「ブルーリボン賞」を受賞しています。
◯◯ 伊勢志摩ライナー 23000系 ◯◯
大手私鉄で初めて130㎞運転
1994年3月に登場しました。三重県に志摩スペイン村をオープンするに合わせて開発したもので、翌年までに6両編成の6本が製造されました。大手私鉄で初めて130㎞運転を始めました。
ラウンドスタイルとクサビ形を組合わせた流線形の先頭車両で、大型曲面のフロントガラスを採用しています。1・2列シートのデラックス車両やセミコンパートメントのサロン席などの車両があります。リニューアル工事後、「伊勢志摩の太陽」をイメージした赤色と「伊勢志摩の陽射し」を表現した黄色の2種類のカラーリングになっています。
京都・大阪難波・近鉄名古屋ー賢島間などで運行されています。
励ましにクリックで応援よろしくお願いします↓