落ち着けば、大概の問題はどうにかなる。
事業で作った借金が二千万円あり、仕事を失い、数日後には住んでいる場所を出て行かなければならない男性Y様から「ホームをレスした話に勇気づけられたから話を聞きたい」とご連絡をいただいた。私の正しい使い方である。普通、このような状態に置かれると絶望するが大丈夫。絶望するにはまだ早い。一寸先は光。多くの場合、一時的な不幸は長期的な幸福の序章になる。一旦落ち着こう。落ち着けば、大概の問題はどうにかなる。
参考になるかわからないが、自分の話をした。2014年のバレンタインデーに同棲していた彼女から振られた私は、ホームをレスした。当時、仕事もしていなかったので、金も家も仕事もない。絵に描いたような底辺である。前々から「東京の家賃は高過ぎる」と思っていたので、いい機会だから家のない生活を試してみようと思って、私は決めた。自分を出す。徹底的に自分を出せばどうにかなるかもしれない。「家がないので誰か泊めてください」とか、中途半端な出し方はダメ。自分は新しいことに挑戦をしたいとか、かっこつけてもダメ。自分を出す。情けない部分もダメな部分も全部出す。そう決めて、文章を書き出した。
たまたま、私の場合はそれが多くの人に読まれて「メシを奢るよ」とか「家に泊まりなよ」と、知らない人から連絡が来た。やがて、坂爪圭吾を泊めるための予約待ちまで発生して、私の価値観はとろけた。家がなければ生きていけないと思っていたが、家がなくなってからの方が自由度が増した。一人に依存すると負荷が重くなると思ったので、連泊はしないと決めた。毎日移動して、毎日知らない人に会った。それが楽しかった。家があったら発生しなかった出会いが、遊びになった。
心は常に「野宿をしてもいい」と思っていた。だが、野宿をすることは滅多になくて、リッツカールトンに招待されたり、クルーザーの寝室で寝たりしていた。それでも引き続き「野宿をしてもいい」と思い続けた。そうでも思っていないと、相手の言いなりになる。私に家はない。だが、自尊心はある。嫌な人の世話になると、嫌な気分になる。嫌な気分にはなりたくないので、嫌な人から「泊まらせてあげるよ」と言われた時は、帰る家なんてないくせに「帰ります」と言って帰った。
Y様は「土壇場に追い詰められて、坂爪さんの熱海や根津の家にお世話になることも考えたけど、どうせなら攻めたい。この状態を不幸と見るのではなく、好機と捉えて飛躍したい」と言った。ブラボー。その心意気である。そっちの方が見ていて楽しい。本当に立ち行かなくなった時は、もう一度連絡をください。真面目になると固くなる。真面目にならない。深刻にならない。呼吸が浅くなる。守るより攻めた方が面白くなる。自分を出す。徹底的に出す。情けない部分もダメな部分も全部出す。全部出した上で「これが私です」と平気でいる。自分を責めない。普通でいる。一時的な不幸は長期的な幸福の序章になる。一旦落ち着こう。落ち着けば、大概の問題はどうにかなる。
おおまかな予定
2月18日(水)東京都文京区界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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ばっちこい人類!!うおおおおおおおおお!!


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