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I become a "witness" of you/Novel by あまねねね

I become a "witness" of you

15,992 character(s)31 mins

 クトゥルフ神話TRPGシナリオです。テストプレイで約3時間ほど。ロールプレイ多めのシナリオとなっています。またテストプレイではトラップに依り1人が事実上ロストととなりました。
 リプレイなどの動画化など自由にしていただいて構いません。作者名、シナリオ名、ネタバレがあることをきっちり明記してください

また、このシナリオを改変した物を自作品として発表するなどの行為はおやめください
追記:シナリオに登場するNPCも含め、いわゆる『ウチの子』やそれに類する自作を疑われる発言などはおやめください。
あくまで私のシナリオNPCを扱った創作であればその旨を併記して発表していただけますと幸いです。

 イラストにこのシナリオに登場する研究所の見取り図を掲載します。
ご質問などございましたらTwitterへいただけますと気付きやすいです
twitter/Amane_CoC

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 I become a “witness” of you

シナリオについて
 友人に連れられてきた島が舞台です。
 注意点として戦闘が起こりうる、事実上のキャラロストに繋がるトラップがある、HAPPY ENDへの難易度が高いなどです。

舞台と概要
 舞台は現代日本。季節は夏。とある島を訪れた探索者達は失踪した友人を追いかけ島に伝わる民間伝承を調べるうちに<盲様>を隠れ蓑とした大きな悪意と直面する。

導入
 探索者は今日、人と会う約束を取り付けています。それは海堂という人物です。(探索者の設定に合わせ適宜変更)双子と馴染みである探索者はまた何か取材の手伝いを頼まれるのだろうと思うのでしょう。
 海堂 はたて あやせ 双子の詳細はNPCへ

・パターン1
 探索者の知己に海堂兄妹がいる。彼、彼女は双子でオカルト好き。持ち前の行動力で探索者は昔から騒動に巻き込まれてきた。そんな双子の片割れである、はたてから改まって頼み事をしたいと言われいつもの場所に集まる。
 到着すると彼女は既に席についており、探索者を呼びます。彼女はそわそわと落ちつき無く、いつも元気な彼女にめずらしく沈んでいる。幾分かの時間を過ごす、もしくは探索者がうながしようやく話しだします。

『兄のあやせと連絡が取れなくなった。一人で取材に行くときは連絡を欠かさない兄がよ!1週間連絡が取れないぐらいでと思うかもしれないけど、今回の取材に行く時すごく思い詰めていたのを知っているの。それに兄は出て行くときに「連絡が取れなくなったら俺の事じゃなく自分の事を考えろ」なんてことを言い残していったのよ。おかしくない!? 頼みたい事なんだけど兄を捜すのを手伝ってくれない? 私だけだと不安だし、お願い』と言って頭を下げます。
 『多分兄が向かったのは伊豆諸島近海にある<牡丹島> 牡丹島について調べ回っていたからきっとそこに向かったに違いないわ』

・パターン2
 海堂あやせと探索者は既知である。きっかけは探索者が有名なオカルトスポットに立ち入ったとき時だ。彼の豊富なオカルト知識やライターとして知り得た様々な黒い噂。それらはあなたを惹きつけるものだった。 
 ある日彼からメールが届く。それは<牡丹島>という場所に調査をしに行くという旨であった。しかし彼からの連絡はそこから途絶える。心配になったあなたは様子を見に行くことにする。


牡丹島
 人口300名ほどの街がある小さな島。伊豆諸島近海に浮かぶ島で、交通は船を使う。海産資源が豊富なため漁業関係者であれば知っている人もいるだろう。名産品はハマトビウオのくさや。またこの島の名前はいつからか野生のダリア(和名:天竺牡丹)が群生している事から名付けられた。
 港を半円状に囲むように町が広がり、その周囲を更に木々が覆っている。港から森へはなだらかな坂となっており、奥の方は小さな山となっている。



 村の規模を考えれば十分な港。この島にやってくるのであればこの港に停めるしか無いため必然的に全ての人間がここを通る。
 ここで聞き込みをすれば、青年(あやせ)がやってきた事を教えてくれる。この島に伝わる<盲(メクラ)様>について調べていたと言われる。


 昔ながらの町並みが残る町。人々はそれなりに友好的であり親切にしてくれる。観光客用の民宿が1つ存在する。
 森の近くには関係者以外立ち入りを禁ず、という立て札が立っており島民も探索者達には立ち入らないようにと注意します。もし立ち入ってしまうと天罰が下るなど伝えてきます。

探索者達は早朝に出発する船にのり、9時から11時に島に着く感じです。

 ここでも、あやせが<盲様>について調べていた事をきけるし、盲様についてどこに行けば調べられるか教えてくれます。また民宿であやせが泊まっていた事を聞けば、居たと答えてくれる。4日前に荷物をまとめて出て行ったと証言します。


立派な診療所
 小さな島には似つかわしくない立派な診療所が建っています。その診療所の看板にはコアトル社のシンボルと名前が刻まれている。
 <知識>で判定可能。
 コアトル社についてはTIPSへ


小さな図書館
 この島に見合う程度のちいさな図書館です。書物はこの島でとれる魚や山菜などを記した図鑑、地図。そして盲様の伝承を描いた絵本です。

<図書館>
 図書館には老人が一人で管理しています。<盲様>の話を振ると本を探してくれますし、また10年前に神隠しがあった事を教えてくれます。神隠しについて詳しい話を聞きたい場合は龍ノ宮に話を聞けと教えてくれます。

・地図を使用すればナビゲートに補正。また研究所近くの<平凡な見せかけ>を看破する事に役立ちます


町と森の間にある神社
 少々寂れた神社です。この島に伝わる<盲様>を祀っています。毎年7月8日に奉納の儀を行います。ここでは神主から盲様について話を聞く事ができます。また神隠しが起きた事と詳しい事は龍ノ宮に聞けと言います。
探索者がバラバラの導入で来ているならば、状況に合わせ「最近、同じ事を聞いてくる人が多い」など台詞を挟むのも良いと思います。

盲様(伝承)についてはTIPSへ。神隠しについては『龍ノ宮』と『森』の項で。


龍ノ宮
 町から少し外れたところ、海辺近くに家が一軒建っています。家自体は少し古くなっていますが丁寧に管理されているため印象は良い家です。
多少探索すれば探索者達が同時刻にたどり着くと思いますので合流させましょう。

龍ノ宮 優についてはNPCへ

 扉を叩く、呼び鈴を鳴らすなどすれば出てきます。盲様について話を聞きにきたと伝えると快く家の中に上げてくれます。
 あやせについて質問しても同様に「立ち話もなんですから」と家の中に上げます。

・神隠しについて(虚)
龍ノ宮は神隠しにあった顛末を話す。

この島は森に立ち入ってはいけないのは何故か知っていますか? それは盲様がこの森でお休みになられているからです。盲様を万が一にも起こさないためにも入る事は誰であろうと禁止されています。 ここまで言えば、何故神隠しが起きたか解りますよね。
 私が8歳の時です。友人達と盲様に会いに行こうと森の奥まで入り込んでしまったのです。そして出会ってしまったのです、盲様と。

盲様は初めただの光でしたが、徐々に人の形を取ました。
盲様は着物を着て、眼を閉じた女性です。盲様がゆっくりと眼を開け、私が盲様の眼を見たとき視力を失いました。痛みも無くただ突然世界が暗くなりました。

 気がつけば私は町の診療所で寝ていました。大人達は何があったか私に聞き、そこで私以外の子どもが行方不明になっている事を知りました。
捜索はされたようですが見つからず、盲様の怒りを鎮める贄として島民全員が受け止めました。
これが神隠しの顛末です。私は盲様に出会った人間として神隠しの事実を伝えるのが役目だと思っています

 と言った事を話します。場合によってはいくらか削ってもかまいません。しかし、必ず『盲様が眼を開け、その眼を見たときに視力を失う』のフレーズは忘れないで下さい。

 尚、神隠し(虚)は龍ノ宮が周囲に語るために作った話なので、心理学を使えば何か隠している事があると気づけます。

 神隠し(虚)を聞き終わり探索者がそのまま出て行こうとする、もしくはPLが行動に詰まった場合、龍ノ宮がはたてに尋ねます。また、初めにあやせについて質問した場合もこちらの処理を行います。

・自己紹介を行っていればはたてを名指しで、していなければそちらの女性と呼びかけます。
『あなたは、数日前に話を聞きにこられた方と雰囲気が瓜二つだ。海堂あやせという方のご家族ですか?』もしくは『もしや海堂あやせという方のご家族ですか?』と話を振ってきます。

 その後、海堂あやせが神隠しと盲様、特に出会った場所について話を聞きにきたと答える。しかし出会った場所については答えていない。ここで神隠し(虚)を話していない場合『彼に話した内容と同じ物を話しましょうか?』と提案してきます。

 あやせが行方不明で、彼を捜しにきたという事を伝えると龍ノ宮は少し考えた後で『彼は必死になって盲様について調べていました。そして今は連絡がつかない……。これはまずいかもしれません。森に入ってしまったかもしれない』

・探索者達が森に向かおうとすると、龍ノ宮が同行すると言います。
『彼が森に向かったのは自分が盲様について教えた事もあるでしょうし、何よりも私自身があの場所を訪れたかった』



 鬱蒼と木々が生い茂り、森の所々にダリアの花が群生しているのが見られる以外普通の森。港から森の奥向かって緩い傾斜となっており、森の奥は丘になっています。丘を登りきると反対は本来ゆったりとした下りとなります

・何の準備もなしにこの森を探索する場合、<幸運>ロールを2回成功させた後に<アイデア1/2>のロールに成功する事で研究所にたどり着きます。
 幸運2回は当ても無く彷徨って、たまたま<平凡な見せかけ>を張った場所まで辿り着くロール。<アイデア1/2>は<平凡な見せかけ>見破るロール。
 龍ノ宮を連れて歩く場合ロールは必要ありません。

龍ノ宮とともに、あやせを捜しにこの森に来るときに『なぜもう一度訪れたかったのか』を聞くと神隠し(真)について話をしながら森を進みます。

『あまり話す事も無いのですが、先ほど話した神隠しについて黙っていた事があります。これは誰にも話していません。私と友達で森を訪れたのは本当の事です。しかしその後が違うのです。
 私は歩くのが遅く友達と少し離れていたのです。そして先を歩いていた友達が突如、尋常ではない叫び声をあげへたり込んでしまったのです。そして他の友達も次々と狂ったかのように叫び声をあげました。

私は何が起きたか解らずただ友達のもとに向かおうとしたのですが、突然目の前に女性が現れました。ここからは先ほど話した通りです。眼を開けた女性を見て視力を失い、気づけば町にいました。

 ただ意識を失う前に私は聞いた事も無い羽音のような声が聞こえたのを覚えています。私は友達がなぜあんな声をあげたのか、羽音のような声は何だったのか気にはなっていましたが、踏ん切りがつかず確かめる事ができなかったのです』


歩き始めて数十分で森の奥、神隠しに遭遇した地点まで来る事ができます。
 少し開けた場所で、島の淵まで来ているのか目の前は崖になっています。また、開けた地面にはダリアの花が大量に生い茂り幻想的な雰囲気となっています。

 ここで探索者とはたてしかいない場合、<アイデア1/2>ロール
 龍ノ宮を連れた状態ならば、探索者及びはたては<アイデア>のロール。

もし、この島の地図を持ち出しているPCがいるならば使用する事で<アイデア>の判定も無く崖が有る訳が無いと看破できます。

 成功した探索者とNPCは目の前にある崖に違和感を覚え、手を伸ばすと沈み込む感覚とともに風景に手が飲まれます。そしてガラスが割れるような音とともに崖が消え白い建物が姿を現します。
 空間が歪み、建物を隠していたという奇怪な事実を目の当たりにした者はSANチェック0/1となります。

研究施設
 研究施設は一階建てですが地下に3つの階層が存在し、最下層には整備された港に繋がります。これら全ては<平凡な見せかけ>により大規模に秘匿されてきました。
 研究施設は人気が無く、静かです。

1F
 入り口右手には食堂があり、左手には警備室があります。奥には仮眠室があり、出入り口正面には地下に向かう階段があります。

 人気が感じられず、また全体的に荒れています。<目星>などすれば争った形跡と銃痕が見受けられます。

・ 食堂
 多数の白衣を纏った人間の死体が散らばり、むせ返るような血の臭いが漂い凄惨な光景を生み出しています。SANチェック0/1D3

・仮眠室
 荒れ果て、ここでも銃痕が見受けられます。死体は見受けられません。

・警備室
 あらゆる機器と備品が破壊されています。探せば使えるライトが見つかるかもしれません。


B1F
 基本的には1Fと同じ構造となります。降りてきた階段から右手に所長室と会議室があり、反対側には武器庫と屍兵の詰め所があります。
 この階層は比較的綺麗です。具体的には争った形跡がありません。

・神上 弥勒との遭遇
 探索者達がB1Fに到着したら<聞き耳>でロールを。成功で会議室から声が聞こえてきます。

「やめてくれ、助けてくれ」

 そのあと、スーツ姿の男性が扉を開けて出てきます。彼は探索者達に目もくれず、通り過ぎようとします。
 彼に声をかければ立ち止まりますが、落ちついた様子で「急いでいるんだ、通してくれないか」といいます。

 <アイデア>ロールに成功すれば彼がコアトル社の会長だと解ります。
 何も無ければ彼は1Fに歩いて行ってしまいます。

 探索者が何をしていたと尋ねれば「何でも良いだろう、気になるなら見てくれば良い」など答えます。

探索者が問答無用に戦闘を行う場合、全力で叩き潰してかまいません。
死亡者がでるもしくはKPの裁量で戦闘中にPLによっぽどでなければ勝つ事はできないというような描写を挟んで下さい。
 探索者が逃走する場合は追いかけないので自動成功。この場合B3Fまで逃げます。
 万が一、神上が負ける場合とどめの直前に<消滅>の呪文で逃走します。


・所長室
所長室は開いていて、中は本棚で埋め尽くされ、机に書類が置かれています。書類の束の上に文庫本サイズの本が一冊置いてあります。
 文庫本以外、全て見た事も無い文字で書かれており解読する事はできない。しかし、その全てに『コアトル社』のシンボルマークが描かれています。
 文庫本には、ラテン語で<邪眼><眼の保護の呪文><肉に魔力を付与する><肉の移植>について書かれています。それぞれ、2時間の解読と1時間の理解する時間が必要です。

本を預かりますよ?
文庫本を探索で見つけた場合、はたてが自分の鞄に仕舞っておこうか? と提案する。


・武器庫
 たくさんのロッカーが置かれ、中身を持ち出された形跡が有ります。PLが望むのならば<幸運>でナイフや杖、拳銃ならあるかもしれません。

・詰め所
 周囲には不快な腐った肉の臭いが漂っています。何も無くがらんとしています。

・会議室
 血が飛び散り、机や椅子がぼろぼろになっています。
 鎖付き手錠で身動きの取れないように縛り上げられた研究者がいます。何故か鎖の端が壁に埋め込まれ、その鎖には<爆弾>が巻き付けられています。

 研究者は助けてくれと言います。<機械修理>もしくは<鍵開け>を成功すれば鎖付き手錠の解除。
 <爆弾>は<電気修理>で安全に取り外す事ができます。

 助ける事ができないと、彼は生きる事を諦め探索者達に逃げるように言います。

 助けられたら彼は急いで1Fに向かいます。
・彼に質問すると何でも話します。

あやせについて
「あの男なら下の独房に転がされてるよ。でも助けたとろでなぁ」

 更に追求すると
「盲様っているだろ? あれの力を宿らせるって無茶な事させられてたからな。まだ生きてはいるがどうなるかね」

 治す方法は? 
「さあ? 盲様に頼めば良いんじゃないか? もともとはあいつのもんだし」

研究所とさっきの男について
 「しらねぇよ、突然あいつと傭兵のゾンビどもが殺しにきやがったんだ。ミ=ゴだろうが研究者だろうが関係なしよ」
 「あいつは本社の人間だ。コアトル社の会長様よ」

 など。あとは彼が知ってそうなことをKP判断で。PLがあまり長居するようであれば切り上げさせたり、NPCを使って急かさせましょう。


B2F
 下りた階段から、左手にはガラス張りの実験室が見えます。反対側には冷凍室があり、その隣に独房があります。銃痕と血が飛び散っています。

・ 実験室
 荒れ果てて、何が置いてあったかわかりません。血と見た事も無い液体が飛び散り、様々な臭いが混ざる異様な空間と成り果てている。
 <目星>で不明な液体の中に見た事も無い肉が浮かんでおり溶けて消えて行く様子が見られます。SANチェック1/1D3

・冷凍室
 カプセルの中に様々な肉や内蔵、脳が冷凍保存されています。いくつかは銃撃により破壊され中身が飛び出ています。

・独房
 3つほど鉄格子で仕切られた牢があります。ここの1つにあやせがいます。彼は床に寝転がされており、格子も開いています。
 あやせは外傷も無く、そこそこ綺麗な状態です。
 はたてはあやせの姿を確認すれば『兄さん!』といって駆け寄るでしょう。

 あやせを目覚めさせると彼はうめき声を上げ、頭を抑えます。そして『眼が熱い』と言います。包帯を取って眼を確認すれば医者でなくともその異常性に気づきます。本来黒目の部分が様々な色に刻一刻と変化して行きます。
その異常性に恐怖を覚える探索者達はSANチェック0/1D3

 何をされたか聞けば、あやせは頭を抑えながら見た事も無いピンク色の化け物と人間の科学者に盲様の力をむりやり植え付けられた事を伝えます。また、盲様は1番下の階層に封印されている事も言います。

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