だいぶ前だけれど、とある人から
「工場の管理部門に今配属されているけれど、設計部門に憧れている。ただ、事情があって設計部門には行けなかった。なので自宅で会社のCADライセンスを使って操作の練習をしている。
りびぃさんみたいに個人で設計の仕事受けるにはどうしたらいいですか?むしろ、仕事ください。最初は無料でいいので」
というお声がけをいただいたことがある。
いくつか、設計の知識(CADの知識ではなく)に関する質問をしたけれど、
結果は図面のバラシすら作業が難しいレベルだった。
自分も定期的に仕事もらえているわけではないし、面倒見てあげられるほど時間の余裕がないので、さすがにお断りした。
一方で、「どうしても設計に憧れているのであれば、設計会社に転職などはいかがですか?」
と提案したところ、
・さすがに転職となると給料が下がるリスクがある
・家族の説得が難しいことが予想される
とのことで、こちらとしてはそれ以上の提案はできなかった。
まぁノーリスクの転職なんて存在しないので、リスクを受け入れられないなら厳しいかなぁとは思った
その一方で「機械設計」という職業を俯瞰してみると
・未経験者がちょっとかじった程度では仕事にならない(機構や機械要素の幅広い知識、計算スキル、現場経験が必要)
・未経験者がスキルを身に着けるには、その職業に就く以外の方法がない(権威性のあるまともな資格とかない)
ということだと思う。一言でいえば「参入障壁が高い」
一般的な生産設備の設計に限れば、一つの設備につき部品点数は数千~数万点必要なので、その分必要な知識の幅も求められる。
じゃあこの職業は「稼げるか?」と言われると、これは業界によってピンキリである。
設備設計「そんなに稼げない」という人の方が多数だと思う。
おまけに設計しようとすると、
・ゲーミングPC並みのスペックのPC
・100万円以上のCADライセンス
の設備投資が必要となる。
そりゃ若い人が集まるわけないよなって思う。