【公開質問状】プラットフォームとしての「責任」を問う
note株式会社 御中
私は貴プラットフォームにおいて、特定のユーザー(ここでは、あえてリンクは張りませんが、『とある地方都市の某外科医』を自称しています。)による「医療情報の不適切な拡散」について報告※を行いましたが、一週間以上が経過した現在も改善が見られません。
(※報告では、「その他」を選んだ場合、報告内容が500文字までという制約もあり詳細を記載しきれませんでしたので、問題を十分にご理解いただけなかったかもしれません。そこで、この文の後半では問題点について改めて詳しく記載させていただきます。)
以下の3点について、貴社の見解を公開の場で問いたいと思います。(御多忙中だと思いますので、ご返信いただくことはご無理かもしれません。静かに、ご対応を見守りたいと思っております。)
「専門性の詐称」の許容範囲: 医師を名乗りつつ、臨床経験に基づかないAI生成記事を量産し、専門外の領域で不完全な情報を発信する行為は、貴社の「創作の多様性」に含まれるのでしょうか?
不誠実な情報の「放置」: がん治療における重要な除外事項(禁忌)を伏せたまま記事を公開し、指摘されてから「後出し」で補足するような、利用者の生命予後に関わる不誠実な発信を「有益なコンテンツ」とみなしているのでしょうか?
収益化の倫理: 医療情報を「餌」に、それとは無関係なアフィリエイトやチップ要求を繰り返す行為は、クリエイターエコノミーの健全な発展に寄与するものとお考えでしょうか?
1. 【実態の解剖】「医療」を隠れ蓑にした、AIによる24時間営業の「広告看板」
この投稿者の手法は、「医師という社会的信用(権威)」と「LLM(生成AI)の要約能力」を掛け合わせ、安価に大量生産したコンテンツで高価な「信頼」を掠め取る、典型的な権威アービトラージです。
1-1. 構成要素の解剖
要素具体的な挙動・特徴悪質性のポイント仮面の調達
「外科医」という強力な肩書。IDは drneurosur(脳神経外科医を暗示)
専門性の高い分野を隠れ蓑にし、読者の批判的思考を停止させる。原料の自動取得
CellやNature等のトップジャーナルから最新論文をピックアップ 。
「最新のエビデンス」という、反論しにくい聖域を利用する。加工(AI丸投げ)
Claude等のAIによる平易な要約。毎日更新 。
臨床現場の汗や葛藤(患者の体温、手術の緊張感)が一切排除された、無機質な清潔感。収益化の網
有料記事、無関係なAmazonアソシエイト、PC購入費用のチップ 。
医療情報の提供が目的ではなく、情報を「餌」にした集金装置。
1-2. パロディ・風刺的分析: 「臨床なき聖域」の住人
この「某外科医」の投稿から透けて見えるのは、「病院には一度も行ったことがないが、医学事典は丸暗記したAI」のような滑稽さです。
いくつかの記事のタイトルと、私の感想をお示しします。
(直接のリンクはいたしません。『』内のテキストを検索すればすぐみつかると思いますが、記事内容には疑問点が多いため、私は参照をお勧めしません。)
例1:『がん患者はアルツハイマー病にならない? 15年の研究が出した答え』
私の感想:後出しジャンケンの「臨床もどき」
この記事では、当初、肺がん・前立腺がん・大腸がん患者のアルツハイマー病リスク低下の可能性を示唆していました。
そこで、胃ガンや乳ガンなどでもあてはまるのか私がコメントで確認すると、あわてて「実は事情が複雑で……」と答え記事を修正する姿は、プロンプトに「否定的な意見が出た場合の追加情報を出せ」と命じられたAIそのものです 。
※乳ガンの場合は、当初の記事の内容とは逆のケースの懸念もあるようです。(私は医療専門家ではありませんので、もし本当にご興味がありましたら是非、専門家の方にお尋ねください。)
最初からリスクを提示しないのは、インフォームドコンセントの欠如ではなく、「読者のクリック率というCVR(コンバージョン率)を優先したマーケティング」だからです。
例2:『AI乳がん検診で検出率29%向上〜10万人試験の最終結論〜』
私の感想:「文脈と責任」のシュレディンガーの猫
この記事は、医療現場でのAI診断について言及されています。文末で、
「AIが「第二の目」になり、人間が文脈と責任を持つ。今のところ、これがベストな形だろう。 」
と書かれていました。ですが、お医者様なら診断や治療行為に責任を持つべきではないでしょうか? 文脈なんか二の次でもいいと思うのですが。
本物の医師にとって責任とは文脈などという文学的な言葉で語るものではないと考えます。
1-3. 医療とは無関係な、AIが得意とする「キャッチーな記事」の氾濫
外科医、ルンバを勧める。 最新のがん治療を語った直後に、脈絡もなくルームランナーや、外科医が補聴器を勧める。この「権威の安売り」こそ、彼が守りたいのが「患者の健康」ではなく「Amazonの紹介料」や「記事への注目」であることを雄弁に物語っています 。 他にも連日、
『今年もやるよ!【楽天、Amazonふるさと納税】 2026年我が家の商品注文奮闘記録』
『コストコ再販店は違法?合法?〜コストコ難民を救う新業態の実態〜』
『フジテレビの韓国偏重は15年前から何も変わっていない』
『コングラボードタペストリその5』
e.t.c. …
これらは、彼が「外科医」である必要が全くない記事です。医療記事で「信頼」をチャージし、これらの雑多な記事で「現金化」する。このルーチンこそが、彼の真の正体です。
3. 【読者への提言】今すぐ、その「フォロー」を外すべき3つの理由
もしあなたが「現役医師の最新情報だから」、あるいは、「毎日おもしろそうな情報を提供してくれるから」という理由で彼をフォローしているなら、それは「時間の浪費」どころか「リスク」でしかありません。今すぐフォローを外すべき理由は、以下の通りです。
「個別性」が削ぎ落とされた、死んだ言葉の群れだから: 医療において最も重要なのは「例外」と「個別判断」です。AIが要約しただけの記事は、平均値しか語りません。あなたの体は平均値ではありません。
あなたの「信頼」が、不適切な購買に利用されているから: 「名医が勧めるなら」と、ルームランナーやPC周辺機器のリンクを踏んでいませんか? それは彼の「研究費」ではなく、AIボットを回し続けるための「活動資金」に消えるだけです。
本当に守るべき「真摯な発信者」を殺しているから: AIによる大量投稿は、現場の合間に必死で発信している「本物の医師」の記事をタイムラインから押し流してしまいます。彼をフォローし続けることは、こうした情報の汚染に加担することと同義です。
4. 結び: 「血の通った言葉」を取り戻すために
AIは道具です。しかし、その道具を「責任逃れの盾」や「権威の偽装」に使う者を、私たちは「クリエイター」とは呼びません。
プラットフォームが動かないのであれば、私たち読者が「No」を突きつけるしかありません。記号化された「最新論文の要約」よりも、一人の人間が責任を持って語る「重みのある一言」に、耳を傾けるべき時ではないでしょうか。



コメント