受験戦争・就職戦争 勝ち抜いたオレが こんなはずでは
「人生は競争だ。勝ち抜けば未来は明るい」
そう信じて、走り続けてきた。
中学受験、高校受験、大学受験、そして就職活動。
あのときの自分は、まさに“勝者”だった。
志望校に合格し、有名企業に内定。
親は安心し、先生は誇り、友人は賞賛してくれた。
――でも、あれから10年。
静かに気づいた。
「こんなはずではなかった」と。
あの頃、人生は一直線だった
中学受験の塾では、朝9時から夜9時まで。
夏も冬も関係なかった。
「今だけ頑張れば、将来楽になる」
そう言われて、自分を鼓舞した。
高校に入り、次は大学受験。
遊びたい気持ちを抑えて、参考書と睨めっこ。
センター試験、二次試験…
あの緊張と不安を超えて、勝ち取った合格。
あれが、幸せの入り口だと思っていた。
就職戦線も突破した
大学では、就活が始まると同時に戦争が再開した。
自己分析、エントリーシート、面接対策。
スーツを着て、満員電車で説明会へ。
「御社が第一志望です」と何百回も言った。
最終面接を突破したとき、
親が泣いて喜んだのを今も覚えている。
安定した給料、社会的地位、未来の安心。
…はずだった。
しかし、待っていたのは現実だった
朝9時、会社に行く。
無意味な会議、終わらないメール、
理不尽な上司、押し付けられる責任。
夜10時、帰宅。
風呂に入って寝るだけ。
人生って、こんなに味気なかったか?
年収は悪くないはずなのに、
家賃と奨学金で貯金はゼロ。
昇進しても、業務は増え、給料は微増。
先輩も疲弊している。
「あれ?努力すれば報われるって、嘘だった?」
SNSを見ると、さらに落ち込む
YouTuber、インフルエンサー、フリーランス、投資家…。
「好きなことで生きていく」って、みんな言ってる。
なのに自分は?
オフィスの一角で、
誰にも感謝されない資料を作り続けている。
これが、勝ち組の末路か?
同級生たちの“その後”
かつての学年トップは、今、うつで休職中。
「就活に失敗した」と言っていた同級生が、
いまは自分の会社に外注してくる社長だった。
人生はレースじゃない。
ゴールもなければ、順位もない。
それでも、俺たちは走らされてきた。
正解はあったのか?
受験も、就活も、
「やってよかった」とは思っている。
でも、それを**“ゴール”と勘違いしていた自分**がいた。
人生は、入社してからの方が長い。
その後のキャリア、自分で考えて動く力が必要だった。
今こそ、本当の意味での“戦い”へ
今ならわかる。
学歴も、社名も、
時代とともに価値が変わる。
だけど、自分で何かを生み出す力だけは、
どんな時代でも通用する。
副業、スキルアップ、資産形成、情報発信――
今すぐ始めていい。
まだ遅くない。
受験も就活も乗り越えた自分なら、絶対またやれる。
最後に
「こんなはずではなかった」
そう思うのは、まだ期待が残っている証拠。
あきらめるには、早すぎる。
勝ち抜いてきた過去を、今度は未来に活かす番だ。



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