今春、三重県多気郡明和町馬之上に開校する町立明和北小学校と、放課後児童クラブ、ささふえこども園の建物の竣工式が8日午前10時から、同小体育館で開かれた。関係者約120人が出席して小中一貫教育の拠点施設の完成を祝った。
明和北小の外観=いずれも明和町馬之上で
同町では大淀、上御糸、下御糸の小学校3校を統合し、加えて斎宮小の校区の一部である北野、クィーンヒルズ、東野、平尾の4地区を校区とする明和北小が4月にスタートする。鉄筋コンクリート造一部鉄骨造3階建ての校舎と、放課後児童クラブ(延べ床面積1万1935平方メートル)、鉄骨造平屋のこども園(同1642平方㍍)が4万1384平方㍍の敷地に建つ。児童予定数は627人で、松阪地区最大の小学校となる。
竣工式で下村由美子町長は「事業は津波対策、少子化対策、施設の老朽化対策といった三つの課題を背景に教育環境を整備した。コミュニティスクールとして、地域とともにある学校づくりを進め小中一貫教育の取り組みに力を入れる」とあいさつ。この後、設計、施工を担った㈱青島設計と㈱北村組にそれぞれ感謝状が贈られ、最後に出席者全員で新しい校歌を斉唱した。
同町によると、センターコートを取り囲むように小学校、放課後児童クラブ、こども園を整備。
センターコートは1階から3階まで吹き抜けとなるメディアセンター(図書館)からも望める。また各教室の廊下には共有スペース「コモンズ」が設けられた。
メディアセンターの壁面ラックに埋め込まれた青の扉は、斎王まつり、大淀の祇園祭、花しょうぶなど明和町の自然や文化のエッセンスを紹介するもので「郷土愛あふれる備え」という。
また同センターの内と外に設けた「大階段」も特徴の一つ。センター内の階段は収納スペースを兼ねて、読みたい本が見つかればその場に座って読書ができるという。