27卒就活に異変…?上位校・文系で「官公庁」が急浮上、理系は「ものづくり」回帰へ!外資コンサル人気が下落した意外な理由
文系優秀層は「安定」を基盤にした成長を重視
RECCOOが、旧帝大・早慶・GMARCHなどの上位校を中心とした2027年卒業予定の学生827人を対象に「志望業界ランキング」を実施しました。 【1~20位】就活に異変…!!27卒文系&理系が選ぶ“業界”TOP20を見る 文系優秀層の調査結果では、17.4%が回答した「金融」が3年連続で1位を獲得しました。注目すべきは、前年から順位を八つ上げて4位(8.1%)にランクインした「官公庁・公社」の急浮上です。一方で、かつて高い人気を誇った「外資コンサルティング」は14位へと大きく後退しました。 「金融」や「官公庁」の志望度が上昇している背景には、社会インフラとしての盤石さや福利厚生を求める傾向があるようです。これは単なる保守化ではなく、「安定した基盤の上でこそ、DX(デジタルトランスフォーメーション)やグローバルといった付加価値に注力できる」という、戦略的なリスクヘッジ志向の表れといえるかもしれません。
理系優秀層は「ものづくり」への回帰が鮮明に
一方、理系優秀層の結果では「大手メーカー」への人気集中が顕著となりました。 「機械・電機系メーカー」と「化学・素材系メーカー」が17.5%で同率1位。特に機械・電機系は前年比で6.1ポイント増加し、3位以下の業界に大きな差をつけています。上位2業種だけで全体の35%を占める独占状態となりました。 理系学生がメーカーへの回帰を強めている背景には、「確実な技術基盤を持ち、世界と戦える専門スキルを武器にしたい」という意欲があると考えられます。自身の専門性を実社会で直接生かせる環境として、再び「ものづくり」の現場が選ばれているようです。
求められるのは「地に足のついたキャリア」
「外資コンサル」への関心が低下し、官公庁や大手メーカーといった組織が選ばれている背景には、学生たちの「地に足のついたキャリア」へのニーズがあるといえます。 優秀層は「大きな組織の歯車になってしまわないか」という不安を抱えつつも、具体的なスキルが身につき、将来の市場価値を高められる環境を冷静に見極めています。インターンシップや面談において、若手社員が「入社後にどのような壁にぶつかり、どんなスキルを磨いてきたか」を等身大で語る場が、入社意欲を高める鍵となりそうです。 成功や挑戦だけでなく、将来を見据えた「安定」と「専門性」のバランス。単純な憧れではなく、数年後の自分の姿をリアルにイメージできるかどうかが、27卒就活の重要な指標となっているようです。
LASISA編集部