日本人なら「鳥取県と島根県」を間違えない。楷書でていねいに書けば、日本人なら区別できる。でも、私はトラックに乗っている時に何度も間違えました。楷書なら間違えないが伝票に殴り書きされると”島と鳥”の区別がつかない。”取と根”の区別がつかない。また出荷を担当する人間が島根と鳥取を間違うこともある。
魚は鮮度が命なので手際よく処理しないといけません。火事場の喧騒の中で伝票に殴り書きして個数を確認して積み込んだら出発する。数店舗の魚を3トン車の三分の一ぐらいの高さまで積み込みます。慣れてくれればどの店が島根産でどの店が鳥取産か分かって来るので事前に書き間違いに間違いが分かりますが店が注文する品物を変えた場合は誤配になります。日本人が読み間違うのに外国人に読めるとは思わない。
島根産のアジと鳥取産のアジは店にとっては別の商品になります。こういう場合は配達する商品の中に交換できる物が有れば交換します。伝票に書いてあることと違うことをします。納品する品物の数が同じなら交換できますが残念ながら店によって納品する魚の数が違う場合は場合がほとんどです。そういう場合は職人芸のような離れ業が必要になります。
ことほどさように日本人のやっていることは、芸が細かくテクニカルなのです。これは運送業だけの話ではないと思います。出荷元と運転手と納品先の三者の信頼関係と阿吽の呼吸で成り立っています。これが日本人の仕事の特徴だと思う。これも日本の文化であり日本人の民度の高さで物流の円滑化を支えているのです。
日本人は、荷物を玄関の前に放り投げて終わるような仕事はしてない。生ものだったら猫や犬に奪われにように板を置いてその上に石を置くとか、実際の義務以外のことをするのが日本人です。勿論、気くばりのできない人もいますが総じて日本人はそれをするのです。
なにが言いたいのかと言うと労働者の数だけの問題ではないということです。日本の経済成長を支えてきた理由の中に経済の専門家が知らない質の問題があり、日本人の民度の高さがある。
「労働者の数が足りないから外国人」というのでは、あまりにも乱暴です。宗教も文化も思想も違うリスクを、「受け入れてからなんとします。」これでは話にならない。目に見えないコストは全て日本人が負担することになるのは目に見えています。
そもそも労働者を減らしたのは政治家の責任です。さらに外国人を優遇するから日本人の労働者がいなくなる。経済成長を支えてきた日本人が一番後回しでは国が持たない。この国は日本人の国なのです。日本のルールを尊重する外国人なら歓迎するが無作為に外国人を入れると流通業界を支えてきたソフトウェア―を失うことになる。
すでに運送業界は悪循環になりつつある。あくまで個人的意見ですが、公明党がドライバーを故意に減らそうとしたとしか思えない。自民党の全員が保守ではありませんが、国民の信任を得たと言う絶対的な強みがあります。外国人優遇政策を日本人優先する方向変換はできるはずです。是非、方向を変えて欲しい。