佐賀県庁
佐賀県は13日、県上場営農センターで試験中の農薬を散布した野菜を誤って提供、販売していたと発表した。健康被害の報告は今のところないという。
県によると、昨年11月から今年2月の計15日間に、センターで収穫したネギとダイコン計約1280キロを、県の出先機関で職員向けに販売したり、フードバンク唐津に提供したりした。その一部に、廃棄すべき試験中の農薬を散布した野菜が含まれていた。
センターは、農薬製造会社から病害虫への有効性などを調べる農薬試験を受託。試験の都合上、国がすでに登録した農薬の区画と、試験中の農薬の区画を混在させており、区別せずに収穫してしまったという。
県は、試験段階に進む農薬の成分が製造会社で一定程度の安全性が評価されている上、今回の成分は他の登録済みの農薬で使用実績があるとして「直ちに健康への影響があるとは考えにくい」と説明。その上で「製造会社に確認を進める」とした。
12日にセンターに残された野菜を確認して発覚。2024年度に提供、販売したネギ約200キロの一部にも、試験中の農薬を散布したものが含まれていたという。(田中早紀)