また「2年」で終了? ジャングリア沖縄もイマーシブ東京と同じ道を辿るのか? それとも計算通りか? #エキスパートトピ
「マーケティングの神様」と呼ばれた森岡毅氏の手腕が問われている。お台場の「イマーシブ・フォート東京」が、開業からわずか2年での閉業を決めたからだ。累積赤字は62億円に達するという。この衝撃は沖縄にも飛び火している。鳴り物入りで開業した「ジャングリア沖縄」にも、「ガラガラ」「2年で終わる」との不穏な噂が流れ始めた。物理的な設計ミスという指摘もある。いっぽうで「判断するのは早計」との声もある。関連記事をまとめてみた。
ココがポイント
なぜこれほどの出血を強いられたのか。その原因は、テーマパーク経営の物理法則である「スループット(処理能力)」の無視にある
出典:マネー現代 2026/1/9(金)
閑散とした園内と一部アトラクションの混雑といういびつな構造的問題も指摘されています。
出典:週プレNEWS 2026/1/6(火)
評価を下すのは早計。仮にパーク内が混雑していないからといって、それがイコール失敗とはならない
出典:週刊SPA! 2026/1/10(土)
エキスパートの補足・見解
ディズニーやUSJが強いのは、ジェットコースターのような「ベルトコンベア」的なアトラクションを持っていることだ。1時間に約1500人の客を淡々と処理し続ける――この圧倒的な処理能力(スループット)こそが、数万人を飲み込み、巨額の利益を吐き出す源泉だ。いっぽうイマーシブ・フォート東京の目玉は、回転率の悪い演劇主体のアトラクションだった。これでは、巨額の固定費を回収できない。累積赤字62億円という数字が、その現実を突きつけている。
不吉なのは、ジャングリア沖縄もまた、すでに51億円もの純損失を計上していること。ディズニーやUSJのハリー・ポッターのような強力なIPもなく、物販で稼ぐ力も弱い。
しかし悲観するのは早い。かつて酷評された「レゴランド・ジャパン」も「高い」「水筒持ち込み禁止」と叩かれ、炎上もした。だが現在は価格変動制や年パス戦略で地元客を掴み、見事に復活を遂げている。
ジャングリア沖縄は開業して、まだ5ヶ月だ。開業当初に明らかになった課題を次々と解消しているという。あのUSJを見事に復活させた「神様」の手腕に期待したい。