株式会社ヤシロ、八代商事
TDB企業コード:580086401 大阪府大阪市生野区 バッグ、袋物卸 自己破産を申請 負債74億円TDB企業コード:580086401 | 大阪府大阪市生野区 | バッグ、袋物卸 自己破産を申請 負債74億円
「大阪」 (株)ヤシロ(資本金2億6400万円、大阪市生野区巽中1-18-5、登記面=東大阪市柏田西1-14-26、代表山口武志氏、従業員78人)と関係会社の八代商事(株)(資本金3200万円、本店同所、登記面=東大阪市渋川町1-6-30、代表山口豊氏、従業員20人)は、7月24日に大阪地裁へ自己破産を申請した。
申請代理人は飯田俊二弁護士(大阪市北区西天満3-13-18、電話06-6316-1718)。
(株)ヤシロは、八代商事(株)の国内販売部門を分離する形で1966年(昭和41年)9月に設立され、ハンドバッグ、カジュアルバッグなど婦人物バッグの卸を手がけていた。八代商事(株)から仕入れた高級輸入ブランドバッグを中心に扱い、大手百貨店、専門店を主体に一部量販店を販路として、ピーク時の91年11月期には年売上高約93億6700万円を計上していた。
八代商事(株)は、1960年(昭和35年)2月にカバン、袋物の製造販売を目的に設立された。(株)ヤシロの設立以降は、同社向けにイタリア、フランスなどのブランド品を中心とした各種バッグ類の輸入業務を手がけ、91年8月期には年売上高約59億4000万円を計上していた。
長年の業歴から全国の有名百貨店などに高級ブランドバッグの販路を開拓し、主要都市に営業所を展開する一方、93年には現本社ビルを建設(約14億円)するなど経営基盤を築いていた。しかし、バブル崩壊後の不況の長期化で百貨店向け高級バッグの販売はジリ貧をたどり、(株)ヤシロの2000年同期の年売上高は約47億8400万円、八代商事(株)の2000年同期の年売上高は約25億5200万円にまで落ち込んでいた。
このため、人員や経費の削減、仕入れの見直しなどリストラを進めるほか、低価格のオリジナルブランド商品を開発して経営の立て直しを図っていた。この間、長崎屋(2000年2月会社更生法)、札幌そごう(2000年7月民事再生法→破産)、靴のマルトミ(2000年12月民事再生法)に焦げ付きが発生したうえ、長引く消費低迷で業況は好転せず、地価下落に伴う担保価値の低下で金融機関からの追加資金の調達も困難となり資金繰りが急速に悪化していた。
負債は、(株)ヤシロが約43億円、八代商事(株)が約31億円で、2社合計では約74億円。