これに対し、鋭い切り込みを見せたのがMCをつとめたお笑いコンビ・ぺこぱの松陰寺太勇だ。下積み時代を経て、2019年のM-1グランプリで「ノリツッコまない(否定しない)漫才」という新機軸でブレイクした松陰寺氏は、現代の有権者の感覚を次のように代弁した。
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松陰寺:「反権力ありきの政党に見える。自分たちが何をやりたいかが刺さっていない」
ラサール:「政権を監視し、批判していくのが野党の役割。それがなかったら独裁国家になる」
松陰寺:「それがもう伝わらなくなっている……。批判の仕方が、結果として悪くなってしまっているのではないか」
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自民が圧勝した中でも、野党からチームみらいや国民民主党が健闘した話になると、ラサール氏が「国民民主党は自民の補完勢力」と切り捨てた。こうしたやりとりに、松陰寺氏は「ずっと他責じゃないですか」とお笑い界の先輩を一喝。時代を捉えて這い上がった芸人同士の、意地と視点がぶつかり合った。