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「もうコンビニには行けない」 加速する「コンビニ離れ」の理由と今後の展望は #エキスパートトピ

フードジャーナリスト
コンビニ離れが加速している。写真:ロイター/アフロ

 生活のインフラとして私たちの日常に不可欠なコンビニエンスストアですが、今「コンビニ離れ」が加速しています。業界最大手のセブン‐イレブンは、コメ価格の高騰を受けて、おにぎりや弁当など29品目の値上げを発表しました。それに対してインターネット上では、コンビニではなくドラッグストアやスーパーを利用するといった反応が相次いでいます。

 なぜ今コンビニ離れが増えているのでしょうか。その理由と今後のコンビニ業界の展望について考えます。

ココがポイント

セブン‐イレブン おにぎり値上げ 値上げ幅は平均で約20円
出典:TBS NEWS DIG Powered by JNN 2026/2/12(木)

若者がコンビニに行かない理由は「コスパの悪さ」
出典:ピンズバNEWS 2026/1/27(火)

物価高で「コンビニ離れ」するようになった消費者の買い物心理の変化 「どうせお金を払うなら満足度を重視したい」
出典:マネーポストWEB 2025/7/9(水)

「客離れ」と小型スーパーの脅威
出典:KIYOSURU 2026/1/26(月)

エキスパートの補足・見解

 コンビニ離れが進む背景には、商品価格の上昇と「納得感」の欠如があります。特に日常的に利用されていたおにぎりや弁当などが1.5倍近く値上がりし、さらに内容量を減らすなどの「ステルス値上げ」への不信感がイメージを毀損したと考えられます。

 その一方で、イオンが手掛ける『まいばすけっと』やトライアルによる『TRIAL GO』などの小型スーパーの台頭や、食料品や惣菜までも扱うドラッグストアの存在によって、コンビニの価格的な優位性はなくなりました。小型スーパーはコンビニと同等の近さで「スーパー価格」を実現し、食品を強化したドラッグストアは「ついで買い」の需要を奪いました。

 都市部では店舗が飽和し、代替手段が豊富なためコンビニ離れが加速していますが、地方では依然として重要なインフラになっています。しかし地方でもガソリン代の高騰などにより、一か所で買い物を済ませられる大型店への推移が進んでいます。

 今後のコンビニは、単なる小売業から「生活支援拠点」へと進化していくことになるでしょう。都市部では即配拠点として、地方では移動販売や行政サービスの窓口として、その役割を二極化させていくことが生き残りの条件となりそうです。

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フードジャーナリスト

フードジャーナリスト/ラーメン評論家/かき氷評論家 著書『トーキョーノスタルジックラーメン』『ラーメンマップ千葉』他/雑誌『週刊文春』『SENSE』他/テレビ『郷愁の街角ラーメン』(BS-TBS)『ABEMA Prime』(ABEMA TV)他/YouTube『トーキョーラーメン会議』他/音声メディア『美味しいラジオ』(Voicy)/オンラインサロン『山路力也の飲食店戦略ゼミ』(DMM.com)/ウェブ『文春オンライン』『千葉拉麺通信』『福岡ラーメン通信』他/飲食店プロデュース・コンサルティング/「作り手の顔が見える料理」を愛し「その料理が美味しい理由」を考えながら様々な媒体で活動中。

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