住民の血液から高濃度PFAS アメリカの指標の110倍を超える値も 地下水から全国最悪のPFASが検出された地域で 今必要なことは・・・? 広島
住民Aさん(83) Q.これをご覧になった時は? 「まぁびっくりも通り越します。どうしていいやらもわからないし」 83歳のAさんは、47年前からこの場所で暮らし、2024年まで生活の全てに井戸水を使ってきたそうです。それは、指針値の300倍を検出した井戸水でした。 自身の血中濃度にショックを受けたAさんですが、「知らなかった方が良かったか?」と尋ねると、「そうでもない。ある程度高いのは覚悟していた。これを知っておくことが後々のためになるはずだ」と答えました。費用面の負担があったことから、同居する夫は血中濃度検査をしていませんが、同程度だと推測しているそうです。 Aさんは30年以上前から子宮や肺、大腸、腎臓など様々な病気をして、一緒に住む夫は前立腺癌や胆石などを患っています。 住民Aさんの夫(87) 「井戸水については、1日も早く安全な水を取り戻してもらいたいんですよね」 実際に、これほど高濃度のPFASが市民の血液中から検出されていることについて東広島市の反応は…? 東広島市健康福祉部 中村保部長 「大変我々としても深い関心と懸念を持って受け止めているところでございます」 ■専門家も驚く現状 今やるべきことは・・・? 京都府立大学 原田浩二教授 「血液1mLぐらいにおいては大体10ngぐらいであるというのが普通なんですね」 PFAS研究の第一人者である京都府立大学の原田浩二教授は、血液からここまで高い値が検出されるのは、極めて異常だと指摘します。 京都府立大学 原田浩二教授 「元々地下水が非常にこういった高濃度になってるということ自体も、非常に稀な事例だと思っております。その結果、今回非常に高い血液中PFAS濃度が見られたということで、やはりこれは私としても、ここまで非常に強い汚染があるというのは初めての経験になります」 住民が気にする健康へのリスクについては…。 京都府立大学 原田浩二教授 「血液中の脂質の上昇であるとか、肝臓の障害、そして免疫機能等に影響を及ぼすというようなことが、指摘されてきているところであります。そういった疾患が、今後起こらないようにする必要があるんではないかと思います」
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