みさえが家を出て行ったと勘違いした北本さんが町中に噂を広めてしまう
自宅近くの四つ角を曲がると、『母ちゃん行っちゃダメだ~~!!
』とみさえ
を必死に呼び止めるしんちゃんの叫び声が聞こえてくる
声の方に目をやると、家の前で
自分も連れて行ってとみさえに
すがりつくしんちゃんがいた
とは言っても友人の結婚式へ出席するだけなのだが...
『ゴメンねしんちゃん、ママはひまを連れてくだけで精一杯なの』
『じゃあね』と惜別の言葉を残し、しんちゃんの前から立ち去るみさえ
『コ、コレってもしかして...』と何やら思い当たる節がある様子
・回覧板を届ける口実で早速野原家に出向き
、しんちゃん
に探りを入れる
北本さん
『お母さんは?』と聞かれ『母ちゃんはさっき出てったよ、ひまわり連れて』と仏頂面のしんちゃん
直後、注意深く周りを確認し『ねぇ、なにかあったの!?』と核心に迫る北本さん
『子供の口からはちょっと...』となぜか意味深な返事をするしんちゃん
※このしんちゃんの返答こそが、今回の話をややこしくさせた一番の原因となる
・そう言われた北本さんは、『そりゃあ大変だね~』と憐れみ
野原家を後にする
・先ほど目撃した野原親子の様子と今回のしんちゃんの発言から
、とうとうみさえ
が愛想を尽かして
家を出てしまったのだと早とちりをしてしまう
北本さん
しんちゃんとの会話が終わるや否や
早速この事を本田という奥さん
に電話で伝える
・場面替わって久々に男二人で過ごすことになったひろしとしんちゃん
二人が一夜を過ごすのは176a以来2年ぶり2度目
晩ごはんは「らいらい軒」という店へ行き、チャーシュー麵
を食べる
しんちゃんとしては、どうせ外食するならステーキや寿司
が良かったと不満顔
みさえとひまわりはオーベルジュ・ドゥ・ナガノという高級
ホテル
に宿泊するそうで、みさえは友達の結婚式
を口実に、遊び回るつもりらしい
『美味しいモノ食べて、温泉とか入って。オラも行きたかったな~』と恨み節のしんちゃん
・二人が帰宅すると、気晴らしにひろしが買って来たカマンベール
をつまみに一杯飲むことに
つまみのお供にひろしは赤ワイン
、しんちゃんは
グレープジュース
をセレクト
オカマンベー→カマンベールの聞き間違い
グッタリ→まったりの言い間違い
人生で初めて口にするカマンベールチーズ
に舌鼓を打つしんちゃん
機嫌も直った様子
・次はブルーチーズを食べてみることに
だがその見た目(青カビ)と独特の匂い
(硫黄臭、アンモニア臭)に、思わず食べるのをためらうしんちゃん
対称的に満面の笑みでブルーチーズ
を口に運ぶひろしに
『美味しい?』と訝し気に尋ねるしんちゃん
『ま~大人の味ってヤツ~?しんのすけにはちょっと早すぎるかな~』と優越感に浸るひろし
5歳児ながら自尊心をくすぐられたしんちゃんは『ム~、オラだって~』ともう一度
ブルーチーズ
を食べようと試みるも、結局手が出せずに
終わる
『奥さんいらっしゃらないんでしょ?晩ごはんは?』と尋ねる北本さん
『まあ!何とかやってますだなんて...うぅ...』と、今しがた妻が娘を連れて
家を出て行ったというのに、ツラい顔一つせず
気丈に振る舞うひろしの姿を不憫に思い、涙ぐむ
北本さん
『お口に合わないかもしれないけど、コレ良かったら食べて』と、持って来た手作り料理をひろし
に渡した次の瞬間
、リビングから『ヌワ~~~~~!!』というしんちゃんの叫び声が上がる
そのまま玄関先にいるひろしの元まで駆け寄り
、『父ちゃんのおバカ~~!!
あんなモノ食べれるワケないぞ~~!!』とひろしの足に縋りつくしんちゃん
実は二人が玄関先で会話していた際に、もう一度ブルーチーズ
を食べてみようと思い立ち、勇気を振り絞って
初めて
口にしたしんちゃんだったが、やはり口に合わず
むせてしまったのだった
そんなしんちゃんを見て、『アハ
、食ったんだお前』とにこやかな表情のひろし
に対し、北本さんは
『あんなモノ...』と絶句
説明するほどの事でもないと判断したひろしは、『あぁいえ~何でもないんです』と照れ臭そうに///取り繕うが、『そ、そう?』と北本さんはひろしに対してますます不信感を募らせたまま
野原家
を後にするのだった
ひろしがみさえに愛想を尽かされ、ひまわりを連れて
家を出て行かれた挙句
、息子のしんちゃんには自身の料理の腕の無さから、とんでもないゲテモノ
料理
を食べさせている
と思い込み
、その旨を報告するため今度は鈴木さんという奥さん
に電話をかける
※ちなみにひろしは独身時代6年間自炊をやっていたことが55aで明らかになっているが
、腕前は不明
TV PALというテレビ情報誌
TeLePAL(テレパル)のパロディー
・みさえ不在とあってか、ここぞとばかりに「ミニミニポリス」という深夜の
お色気番組
に熱狂する二人
ちなみに176aでも「大人のプョプョナイト」というお色気番組に二人は熱狂していた
ひろしが顔をしかめて電話に出ると『こんばんは~。お久しぶり
』と聞き覚えの無い女性
の色っぽい声が電話口から聞こえてくる
女性のセクシーな唇がアップで映る
『え!?あの、ですからどちら様でしょうか?』と急に活気を取り戻すひろし
『え~!?、アタシよア・タ・シ。今なにしてたの~?』と女性に聞かれてデレデレの2人
『テレビ?テレビって...』
ここで急に口調が変わり、『ま~た二人してスケベな番組でも見てんでしょ~
!!早く寝かしてよしんのすけは~!!』
といつものあの怒鳴り声が響き渡る
そう電話の主はみさえで、宿泊先のホテルの部屋から掛けてきたのだった
シロの夕食もブルーチーズが出されるが、匂い
を嗅ぐとしんちゃん同様食べるのをためらう
入浴前、お弁当箱を洗うのを忘れていたことに気づいたしんちゃんは幼稚園バッグ
の中から箱を取り出すしんちゃん
すると箱と一緒にお知らせの手紙と赤色の長い布も出てきた
何でも今度幼稚園で民謡
を踊るため、タスキをお家の人に作って来て下さいという内容が手紙
に記載されていたのだった
しかし期限が何と明日までであることが、深夜の今になって判明
・こんな時に限ってみさえが不在
しかも期限が明日というわけで、ひろしが今からタスキを制作することに
一方のしんちゃんはというと、自分のミスだというのにタスキづくりをひろしに丸投げし、アクション仮面
の他に超合金の様なおもちゃを湯船に浮かべながら
、『ウァァァ~~』と、おじいさん
のような唸り声をあげ、ひとりお風呂でくつろぐのだった
このシーンは7代目OP曲「ダメダメのうた」の映像内で、過去の名場面
としても登場
・翌朝夜を徹しての
タスキ製作がたたり
、案の定寝坊してしまうひろし
幼稚園バスにも当然間に合わず、放送開始以来
初めて
ひろしが自転車
でしんちゃんを
幼稚園まで送ることに
車じゃダメなのか?
※ちなみにひろしが幼稚園までしんちゃん
を迎えに行ったことは過去に一度だけある 176a
・家を出るとたった一日の間で、「奥さん
に出て行かれ、男手一つで息子を育てることになった旦那
とその息子
」というありもしない噂
が町中に広まっており、自転車に乗った
野原親子を見かけると『行ってらっしゃ~い!』『元気出してね~』『くじけちゃダメ!』『私たちが付いてる!』と、沿道にいた沢山の春我部市民が二人に向かって口々に同情
と励まし
の声を飛ばす
その数ゆうに40人以上
『今日は何だかご町内の皆さん優しいですな』『う~ん、何だろうな
』と戸惑いながら幼稚園へと向かう野原親子なのであった
この誤解はいつ解けるのだろうか?
以上