MeKaBuキーボード〜分割・無線・モジュールシステムのスゴいやつ
3行まとめ
多機能な拡張モジュールが特徴
自作キーボードとしては珍しい充実しているサポート体制
実用面は工夫や慣れが必要な部分も
どんなキーボードなの?
MeKaBu Projectという、自作キーボードの開発グループが設計・開発した、所謂40%レイアウトの自作キーボードです。
MeKaBuは、MeKaBu Projectから出ている、下記の特長を持つ自作キーボードです。
40%キーボード
分割キーボード
格子(オーソリニア)配列
左右でモジュールによる拡張が可能
無線対応
特に目玉と言えるのはモジュールシステムで、統一されたモジュールを付け替えることで、さまざまな拡張できる点で、他の自作キーボードとは一線を画しているといえます。
かつてMotorolaから出ていた、Moto Modsを彷彿されるシステムです。
ちなみに、2025年11月時点では、下記のモジュールが公開されています。
トラックボール(デフォルト)
ロータリーエンコーダ(デフォルト)
アナログスティック&エンコーダ
1キー
磁束測位型自由制御
どこで手に入れる?
現在、MeKaBuは抽選販売での頒布となっており、MeKaBuのDiscordサーバにて不定期に告知される抽選販売での頒布となっています。
今回 (第3回)、ご縁があって当選したので無事入手できました。
10/27に抽選結果が開示、10/28購入で、10月末に到着という早さで来ました。
組み立て
ビルドガイドに沿って順番にはんだ付けしていきます。
各ステップで完了チェックリストがあるので、動作テストでつまづいてもどの手順で問題が起こっているかが、比較的切り分けしやすいと思います。
ただし、ハンダ付けより難しいPCB基盤の整備が初手からあり、ある意味ではんだ付けより難しいのが厄介です。
ビルドガイドでは精密ニッパーや細いハサミで切って除去か、内側に丸めますが、対象の穴のサイズが相当小さいです。
なので個人的には、ピンセットで内側へ丸めてショートしないようにするのがおすすめです。
写真はソケットはんだ付け後のテスト用、はんだ付けが上手くいっていないと通電しなかったり、通電テスト後にキースイッチをつけたら外れたりするので、気をつけましょう。
個人的につまづいたところ
はんだ付けはそこまでやっていない(40%キーボードの自作が1, 2回程度)のレベルの話ですが……。
モジュール
特にトラックボールモジュールのテストが難しいです。キースイッチなら、ピンセットやテスターで簡単にテストできますが、トラックボールはテストに難航中です。
今MeKaBuでこの記事を書いていますが、トラックボールモジュールはまだ調整中で使えていないです……。
追記(2025/11/19)
Note公開後、すぐにMeKaBu Projectの方からレスいただきました。(追記遅くなりすみません)
わーい!記事ありがとうございます!!
— tepo/某なれはて☃️⛷️🏔️ (@teporz) November 16, 2025
めっちゃ嬉しいです!
トラボモジュール動かないです?サポートサーバーでどういう状況か教えていただければ解決できるかもです。
動作不良であれば引き取って調査・修理等も行いますのでご相談ください。
現状自分のはんだ付け等のビルド内容の問題の可能性が高いですが、色々親身にご対応いただけました。
キーキャップ
MeKaBuは、所謂狭ピッチ(17mm)のキーボードです。
通常のピッチではないため、キーキャップも専用のサイズのものである必要があります。
今回は「Tai-Hao MT 165」を別途購入しています。
使ってみての所感
分割狭ピッチキーボードは今回のキーボードが初めてです。
数日かけてビルド〜実運用してみて感じたことは、次の通りです。
充実したビルドフォロー
自作キーボードは、基本的に「自分で問題解決していく」必要があり、基本的に頒布サークルさんへの問い合わせはできないです。(基盤等の初期不良や付属品不備除く)
MeKaBuは、先に挙げたDiscordサーバにて組み立ての質問やファームウェア相談などができるので、ビルドするにあたっては比較的難度は低いと思います。
トラックボール付きキーボードは人を選ぶ
まず前提として、筆者はトラックボールマウスを使っています。トラックボールが使えない、ということはないです。
ただ、それを差し引いても、キーボードにトラックボールがついているのはちょっと気になる時が多々ありました。
特に右人差し指で最上段のキーをタイピングしようとすると、トラックボールにあたってしまいます。
今はトラックボールモジュールが調整中なので影響はないですが、正常なら何度もカーソルの誤爆は避けられなかったと思います。
この辺りは慣れの問題の部分もあり、MeKaBuの弱みではないですが、個人的にはトラックボールマウス以上に人を選ぶ部分かなと感じます。
キーマッピングが一手間
これもMeKaBuというより、ZMKファームウェアを採用している自作キーボード全般の話ですが、キーマッピングを変えるには、下記の手順を踏む必要があります。
キーマップファイルやエディタを使用してキーマップを変更する
GitHub Action等でファームウェアをビルドする
ビルドしたファームウェアを左右それぞれにフラッシュする
VIAやRemapだと1.だけでキーマッピングを変更できるので、それらと比較するとどうしても一手間ある感が否めません。
終わりに
気になる点の方を多く書いてしまっていますが、どれもMeKaBuの問題というよりは、他の自作キーボードでも当てはまることで、その点を考慮すると、総じてクオリティの高い良いキーボードと言えると思います。
分割キーボードなので、キーボードしての運用だけでなく片側23キーの片手デバイスとしても運用は可能ですし、デフォルトでケースもついているため、狭ピッチなのも相まって持ち運び運用でも使いやすいと思います。


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