総死亡率が一番少ないのは血圧160の人、認知症が一番少ないのはなんと血圧185の人だった【医学常識のウソ④】
2025年、製薬企業との利益相反の医師が多い日本高血圧学会が血圧の治療目標値を“年齢に関係なく”「130/80mmHg未満」に下げると発表した。これにより高血圧との診断を受け、薬を飲む人の激増が予想される。本当にそれでいいのか。“医学常識のウソ”に鋭く切りこんだすべての国民必読の対談、4回目。 【写真】人間の主なエネルギー源は脂肪。糖分は必要ない
健康診断の弊害
和田 僕は健康診断に問題があると思っていて。 大櫛 やっぱり。私もです。欧米では健康診断なんてない。国民に対して一律の検査をして異常を見つけることは、一部の効果もあるけども、病気の罹患率と死亡率の低下にはならず、医療費高騰や薬害など副作用の方が大きい、という結果になりました。 和田 いらない治療、危険な治療に誘導することになるし、国民に健康不安も与えます。 大櫛 英国、フランス、ドイツ、カナダ、オーストラリアなど10ヶ国以上で健診の効果を検討した結果、効果より副作用のほうが大きいと、健診をやめた国が多いんです。 和田 血圧だって健診で計れば高めに出ますからね。 大櫛 はい。健診や医療機関で血圧を測ると、普段より高くなる人が多いんです。この現象は「白衣高血圧」と言われています。緊張して一時的に血圧が上がるだけなのですが、健診ではそれを「高血圧」と判定する。これは問題でしょう。 和田 2025年の日本高血圧学会の診断基準は診察室血圧で「130/80未満」でしたよね。 大櫛 そうです。 和田 僕は患者さんに「病院で測ると血圧は普段より10くらい上がる」と言っています。血圧が高いと患者さんは心配するからそう言って安心させます。 大櫛 いい先生ですね。ところが今回の基準は診察室血圧で「130/80未満」です。 和田 普段「120/70」くらいの人も高血圧に判定される可能性が出てきてしまう。 大櫛 日本高血圧学会は「診察室血圧」と「家庭血圧」の基準値を分けて示した。家庭血圧は「125/75未満」としました。だけどね、家庭での血圧測定って難しいんですよ。不正確な場合が多い。市販の血圧計の約80%は精度が不確かなまま販売されているという調査報告があるほどです。 和田 だから医療機関で測る。するとそんなに高くない人まで高血圧にされてしまう。 大櫛 なにがなんでも高血圧の患者を増やすんだという狙いが透けて見えるようです。 和田 めちゃくちゃですよね。