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乃木坂46 中西アルノと岡本姫奈のこと

 色々と落ち着いて来たので、題記二人について、思うところを書きます。

・二人の状況

 乃木坂46 五期生 中西さんは加入前のSNSへの不適切な書き込み(差別的発言)があり、これは本人も認める声明を公式に出し、謝罪しています。ただし同時に、売春まがいの行動については否定しています。
そして同時に運営は、加入前の行動については不問、と明言しています。当然のことです。

 岡本さんは内部情報をSNSで漏洩させた、と言われています。ただしあくまで噂で、公式には『内部規定違反』という語られ方しかしていません。
 こうした事柄は、よほど近い関係者でもなければ、真相は分かりません。恐らく、公に語られる日は来ないでしょう。他にも噂があったようですが、それも同様です。

 真相がどうあれ、彼女達は既に再スタートを切っています。バースデーライブでの『Actually…』で中西さん登場と同時に起こった拍手が示すように、ファンの拒否反応が大々的に広まる様相は、今のところ見られません。今後新たに変な噂や事実が広まらない限り、縮小して行く一方でしょう。人の噂も七十五日、とは昔の人もよく言ったものです。

 よほどの異常者でない限り、他人のゴシップに対する強い感情は長続きしないものです。誰もが日々を、それなりに忙しく過ごしていますし、そもそも利害関係はないので、関心を持ち続けるのは困難です。
 ただし、執拗なアンチが未だに存在することも確かです。
 ただ、そうしていつまでも騒いでいる人間は一種の異常者であり、事実関係がどうだったか、と言う根本的な部分から遊離して、罵倒することが目的化している、と考えるべきでしょう。そうでなければ、炎上させて注目を集めたい愉快犯、ということも有り得ます。

・擁護派

 私がTwitterで知った、一人のバカなアンチがいます。詳しいことは書きませんがそのバカが中西さんについて、
「バスラで急に擁護派が増えた」
 と書いていました。

 「擁護派」と一言で言っても、その態度にはかなり幅があります。熱狂的擁護派と言うのは、あまり多くありません。そうした人は、批判派に対して熱心に反論していますが、そんなことをしている人はごくわずかです。

 より多いのは、ほぼ静観している人も含めた、穏健擁護派でしょう。
 元々擁護派とは、そのような微温的なものであることが多いです。特にこのようなゴシップ関連の場合、何か論を展開するにも事実関係がよく分からないので、主張する論の立てようがありません
 熱狂的批判派は、噂レベルであっても何でもかんでも事実として騒ぎ立てれば良いですが、擁護派が論理的に擁護するには、あまりにも材料が不足しています。

 魔女裁判の歴史が証明しているように、「無実を証明すること」は不可能で、逆に、疑いを掛けることは非常に簡単です。だからこそ、無実を証明出来なければ有罪とされた魔女裁判では多数の(ほぼ確実に無実の)犠牲者が出たわけです。ネット上で『正義』の名の下に行われるリンチや、
「俺は許せない」「俺は信じない」「俺は納得出来ない」
 といった発言も、魔女裁判と似た構造、無実を証明するのはそっちだ、という意識から来るのだと思います。

 バスラ後に擁護派、というか擁護的発言が増えたのは、中西さんがしばらく表舞台には出ていなかったから、というだけの理由だと思います。
 いちいち反論はしなくても、何かのきっかけに「応援してる」「頑張れ」等の言葉を出すのが、穏健擁護派の行動ですし、その機会がバースデーライブであり、乃木坂スター誕生だっただけのことで、潜在的にはこれだけの擁護派がいた、というシンプルな事実を表しているだけでしょう。

・私の立場

 私もこの穏健擁護派に当たります。
 事実関係はよく分からないながら、もし過失を冒したのだとしても、再スタートは容認されて然るべきだと私は考えています。
 場合によっては組織から排除する選択も有り得ますが、ある程度確認出来た事実関係からは、そこまでする必要があるとは思えません。

 乃木坂46の世間的イメージが悪化した様子も見られず、被害という面でもそれほど大きいとは思いません。
 そもそも、『乃木坂46の世間的イメージ』なんてものは無いと考えるべきでしょう。強いて言えば、
「結構可愛いね」
「人数が多いね」
「AKBみたいなもんでしょ?」
 というだけのこと。イメージと言えるレベルのものではありません。

 そしてそれが、騒ぎが広がらなかった要因でもあります。一連の騒ぎは所詮はコップの中の嵐でしかありません。
 アンチは何らかの正義かのように振りかざしても、アイドルのスキャンダル、ゴシップなんてものは、今まで腐るほどあって、いちいち気にするようなことではなく、義憤に駆られるような人は世間にはほとんどいないのです。
 批判的書き込みは少数のアンチが頑張っているだけのことで、数としてはたかが知れており、『炎上』にすら至っていない、という評価が妥当でしょう。Yahooニュースのコメント欄や2chなどは、一部の特殊な人間の声が集うところでしかないのです。私はこの1年近くの様々な報道で、それを学びました。
 自然、穏健擁護派が何かの機会に発言すれば、Twitterのような巨大空間ではあっさりと埋もれてしまいます。

・握手人気への影響

 ただ、穏健擁護派の方が恐らく多いとは言え、今後中西さんと岡本さんが、握手人気の面で苦戦する可能性は高いです。
『罵声を浴びせない』『嫌わない』
 と
『応援のために握手券を買う』
 の間には、大きな距離があります。

 また批判派の中にも、軽々に罵声を撒き散らさない穏健批判派もいます。今はまだ静観しているけれど、正直不快に思っている、不信感を抱いている。そうした人達は、そう簡単に容認することはないでしょう。
 またそれらの色分けも、くっきりしたものではなく、時と場合によって立場が変わって行くことも当然有り得ます。
 そうした不安定な状況から握手人気を得るには、長い時間が掛かるかも知れず、不可能なのかも知れません。

・やるべき事

 しかしその間、ファンは見ています。テレビ等で切り取られて編集されたものに過ぎなくても、それが彼女達の人間性の一部を表すものであることは動きません。当然、建前や強がりやポーズや演出は混じりますが、完全なる虚構を長期に渡って示し続けることは基本的には不可能です。
 その中で示される『何か』に対して、真偽の判断も含めてどう反応するか。それは彼女達の言行の様子と、ファン次第です。

 もちろん、頑張っていれば必ず報われる、とは言えません。報われない努力もたくさんあるのが現実です。
 しかし、頑張っていれば必ず見てくれる人はいます。その人数が少なかったり、影響力がなかったりすれば、結果的に人気や仕事には繋がらず、『報われた』と言えるほどのリターンはありません。それでも頑張っていれば、見てくれる人は必ずいます。
 そのためにやるべきことは、今回のようなゴシップ報道があろうとなかろうと、何ら変わっていません。一つ一つの仕事に真摯に、全力で取り組むこと。その中で、自分の個性を出して行くこと、です。
 元々素養に恵まれた彼女達は、これからきっと努力してくれることと思います。

・願い

 私には推しがいます。散々に罵声を浴びせられ、叩かれ、何ヶ月も怯えて縮こまるようにしていた彼女が、少しずつ元気を取り戻し、今では笑顔で頑張ってくれている。そこに至るまでの日々は、今となっては私のささやかな誇りでもあります。
 不当に傷つけられた一人の人間が、また立ち上がる手助けが、ほんの少しだけれども出来た。自惚れに過ぎないことが分かっていても、そんな風に感じているのです。

 中西さんと岡本さんは、私の推しではありません。握手会に行くこともありません。それでも、私の応援しているグループの大切な一員です。
 既に前に進み始め、笑顔も見せてくれている彼女達。応援してくれる人達と共に喜ぶ時がたくさん訪れるよう、願ってやみません。

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五十代の会社員が、どうでもいい感想や考えを書きます。 乃木坂46のファン。推しは金川紗耶さん。 スポーツ観戦が好きで、主に見ているのは、総合格闘技、ラグビー、ボクシング。
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