女児は今も意識不明「回復する見込みはない」医師から告げられ3年…不正改造車からタイヤ脱落、執行猶予中の52歳男の無免許運転逮捕に「やっぱり」置き去りにされる家族の無力感
■「彼らは普通の日常に戻り、自分たちはずっと苦しむ…」 父親 「彼らは普通の日常に戻ることができて、自分たちはずっと苦しんでいる。それはすごく理不尽だと感じています」 幼い娘が回復の見込みがなくベッドに横たわる一方で、加害者は日常を取り戻す。置き去りにされた現実に被害者家族は、やり場のない怒りと無力感に苦しんでいる。 父親 「自分たちができることが非常に少ない。黙って耐えるしかないのが無力で、脱力感を感じて残念です」 ■父の日の似顔絵 父親は一枚の紙をカバンから取り出し記者に見せてくれた。元気だった娘が描いてプレゼントしてくれた似顔絵だ。 父親 「事故のあった年の父の日に書いてもらったんです。やっぱり戻れないかなって、この時に戻れたらなっていつも思います」 ■「言葉ではなく、行動で」 父親がいま、若本容疑者に伝えたいことは何か。 父親 「話が通用しないんじゃないかと。彼らの言葉には何の意味もない。行動で示してくださいと。謝罪や言葉はもう信用できない。本当に反省しているのか。事故のことは終わったことなのか。いま何を考えて生きているのか、それが知りたい」 そして父親は、もう一つ、加害者に向けて伝えたいことがあるという。娘の命が、いまも医療や福祉の現場に支えられている現実だ。 父親 「娘がこういう状態になって初めて知ったことでもあるんが、病院や施設の方々に支えられているというのは本当に大きいです。本当に大変な働き方をしている中で、自分たちはお世話になっています。若本容疑者には、自分がひどい目に合わせた人と、その周りがどういう目にあっているのか。そういうことを常日頃から意識してほしい」 ■父親が社会に問いもの 父親 「自分も運転するので例外ではないのですが、運転する以上、誰かに危害を与えるリスクは常にあります。常に安全への注意を第一に意識するドライバーであってほしい。そういう人が多い社会になればいいとは思ってます」 交通事故は特別な誰かにだけ起きるものではない。ハンドルを握るすべての人に向けた言葉だった。
若本容疑者の裁判での誓いは何だったのか、償いとは何か、執行猶予中の再犯が、改めて重く問いかけています。
北海道放送
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