2度目の敗軍の将の野田氏に「A級戦犯だ」…中道への合流「自滅しにいくようなものだ」との声も
自民 歴史的大勝<下>
結党からわずか3週間、中道改革連合は存亡の危機に直面している。
「何万回頭を下げてもどんな言葉を使っても、わびようがない」。野田共同代表は11日、党本部での議員総会で改めて謝罪した。
衆院選は、公示前の167議席から49議席にまで減らす惨敗だった。立憲民主党系の当選者は21人にとどまり、比例名簿上位で処遇された公明党系の28人を下回った。民主党政権が終わった2012年衆院選に続き、2度目の敗軍の将となった野田氏には、「A級戦犯だ。議員辞職すべきレベルだ」(民主党三役経験者)との批判もくすぶる。
敗因の一つは、野田氏ら立民執行部が抱いた焦りだった。昨年12月、立民が極秘に行った世論調査では、24年衆院選の148議席から大きく減らし、100議席程度しか確保できないという結果だった。
このままでは人気の高い高市首相に押し込まれ、立民が埋没してしまう。そんな危機感を深めた野田氏や安住幹事長らは、各小選挙区に1万~2万票を持つとされる公明との連携に望みをつないだ。
首相が衆院解散を検討しているとの報道を受け、野田氏は1月12日、当時の公明党の斉藤代表と会談し、「右寄りに対峙(たいじ)する政治勢力を作ろう」と呼びかけた。解散直前の新党結成を懸念する声もあったが、執行部は「組織票を持つ公明と組めば十分戦える」として押し切った。
だが、支持者の反応は芳しくなかった。
「公明と一緒になるならポスターを剥がせ」。ある立民系の前議員は支持者から厳しい声をかけられた。野党に転じたとはいえ、公明は最近まで批判の矛先を向けてきた相手だ。支持者には白けた空気が漂った。
無党派層にも響かなかった。読売新聞社の出口調査では、無党派層の比例選での投票先は自民党が27%とトップで、中道改革は15%と水をあけられた。立民系の若手は「首相の明快なキャッチフレーズに比べ、『中道』が何を目指すのか曖昧だった」と振り返る。
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