「できる限り高い方がいい」 鈴木農相、首相の「食料自給率100%」支持
「100%を目指していきたい強い思いがある」。 高市早苗首相がかねてからこうしたこだわりをみせる食料自給率。鈴木憲和農相は10日の閣議後記者会見で、「将来の目標として100%というものがあろうかと考えている」と、首相の方針を支持する姿勢を見せた。「できる限り高い方が良いとは誰しもが思うこと」とし、輸出の拡大に力を入れるとした。 【写真】頭に花を乗せて国際園芸博をPRする鈴木農相 食料自給率は、国内の食料供給全体に占める国内生産の割合を示す。生きる上で重要な熱量で換算したカロリーベースでは、24年度で38%。政府は30年度に45%とする目標を掲げるが、15年連続で40%を割っているのが現状だ。 首相は、100%の実現には農地が3倍必要との認識も示しつつ、全ての田畑の活用や植物工場の拡大、飼料の国産化などで自給率を引き上げることに意欲をみせる。 自給率には、果物や野菜などカロリーが低い品目も評価できる「生産額ベース」もある。現状は64%で、30年度に69%を目標とする。鈴木農相は生産額ベースも「重要な指標」だとし、100%への意欲もにじませた。(本田恵梨)
日本農業新聞