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【すでにいっしょに生きています】在留資格の厳格化によりエスニックレストランが激減するのではないかとAERAの記事が出て話題になっています。記事中でジャーナリストの室橋裕和さんが「本来の目的であった中国人の移住の抜け穴をふさぐことにはほとんど効果がなく、日本で真面目に飲食店や零細企業を営むネパールやタイ、ベトナムなどの人たちを直撃しています」と書かれているように、この厳格化は資金力の弱い立場のひとに困難をもたらすものです。「悪用」防止が必要としても、それを理由に全体を締め付けていく手法は外国人差別政策によく見られるパターンです。入管のゼロプラン等と同様に、政府が外国人差別をポピュリズムに利用し、それが票になる風潮におもねっている流れではないでしょうか。 一方で、地域では多文化共生の試みが粘り強く続けられています。例えば東京・中野区では区内にある世界各国のレストラン・食材店を紹介するマップがつくられています。区役所で誰でも手に取ることができる冊子が配布されていました。いまはWEB版を見ることができます。美味しいエスニックレストランがなくなってしまう、昨日以来TLで見かけるみなさんの嘆きは、生活のなかのちょっとした楽しみを奪われる実感のこもったものでした。このエスニックマップはそこに留まらず、そのレストランで働き、生活している実際の移民の姿が感じられるつくりになっていると思います。美味しい料理を楽しみ、お店の方とちょっとおしゃべりをするなかで、どのようにここで、同じ街で違う立場で生きているかを知る。そんな入り口になるマップです。室橋裕和さんのコラムなどもWEB版で読むことができます。ぜひご覧になってください。 「中野区エスニックマップ」 ethnicmap.jp 移民を擁護する文脈で「外国人は日本社会の役に立っている」言説がありますが、そうではなく、役に立とうが立つまいが同じ社会で生きているひとがいる、すでにここで生活していることを本来なら起点にしなければならないでしょう。あなたが「美味しい料理が食べられなくなるから」ではなく、そこで生きているひとを知り、そのひとが差別や排除されてはならない認識を共有したい、それがこの投稿の意図です。 誰かの人生のチャンスを奪う、差別によってそれを強いる、そういう社会であってはならないと考えます。 話題になったAERAの記事のリンクは、次の投稿に貼ります。
「中野区エスニックマップ」の表紙の写真。
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