市内で断水拡大 観光施設にも影響―伊東
寒波の影響により伊東市内で断水が拡大している。十足の複合観光施設・奏の森リゾートが11日から臨時休業するなど、市民生活のみならず観光施設にも影響が波及している。 同施設は水道管から水を引き込み、二つの貯水タンクを経由して施設内に水を供給している。10日夕方ごろ、ポンプの警報や、30トンタンクの水が空っぽになったことで断水に気づいた。 臨時休業しているが、既に入っている予約客は受け入れ、120トンタンクに残る水で対応している。同施設を運営するライフエッグは本社がある神奈川県海老名市と連携しており、内野優市長の協力で貯水タンクも借りてきた。不測の事態の中でも全力で客をもてなすため、スタッフらは工夫を凝らしている。 同施設の冨岡真一郎マネジャーは「今は不安しかない。これから大室山の山焼きや、河津桜の見頃、連休などもあるから長期化すると痛手になる」と頭を悩ませる。 ■水道協会県支部に応援要請へ―伊東市 強い寒波の影響によって市内全域で断水が発生している伊東市は11日、日本水道協会県支部に応援要請することを決めた。水位が低下している配水池への給水活動に協力を求める。 市によると、同日午後2時現在、市内配水池60カ所のうち4カ所(宇佐美2カ所、池・十足1カ所、赤沢1カ所)の給水区域で断水が発生している。4配水池の給水対象は最大1890世帯で、実際に断水が発生している世帯数は不明。 杉本憲也市長は「水は命に関わる大切なもの。一刻も早い復旧を目指す」と話した。 市は市内11カ所に24時間受け付けの簡易給水槽を設置している。ごみ出しが困難な家庭に市職員が出向いて直接ごみを回収する「ふれあい収集」に合わせ、対象者の給水支援も行っている。 市によると、寒波の影響で9日朝に各家庭の給水管が凍結・破損し、多くの漏水が発生した。このため配水池の水位が低下し、断水につながった。市は、池・十足地区が13日中、宇佐美と赤沢両地区が14日中の復旧を見込んでいる。 ■被害者支援へ無料受け入れ 共同浴場 寒波による断水・漏水を受け14日まで、伊東市内の一部の共同浴場は断水で風呂に入れない市民の入浴を無料で受け入れる。11日午後4時半現在の無料開放を実施する浴場は次の通り。 岡布袋の湯、鎌田福禄寿の湯、松原大黒天の湯、湯川子持ち湯(第一)、湯川弁天の湯(第二)、湯川汐留の湯(第三) ■マリンタウンが入浴料割り引き 断水被害者ら 伊東市湯川の道の駅・伊東マリンタウン内「朝日の湯シーサイドスパ」は12~15日、大雪によって断水などの被害に遭った市民の支援活動の一環として、入浴料の割り引きを行う。期間中、市民とスパ会員は大人500円、小人300円で入浴できる。 ■簡易給水槽設置場所 簡易給水槽設置場所は次の通り。 宇佐美コミュニティセンター、北中学校、市役所、生涯学習センター荻会館、鎌田会館、小室コミュニティセンター、吉田区民会館、十足区民会館、富戸コミュニティセンター、八幡野コミュニティセンター、赤沢望洋台管理事務所
伊豆新聞デジタル