日本発のニパウイルスワクチン、4月に臨床試験へ 発症予防に期待
致死率の高いニパウイルス感染症の発症を防ぐワクチンの開発が、日本発のプロジェクトで進められている。プロジェクトを進めるのは、国産ワクチン開発の司令塔、先進的研究開発戦略センター「SCARDA(スカーダ)」。4月にベルギーで臨床試験を始める予定だ。 【図解】致死率が高いニパウイルスの感染経路 ワクチンは、弱毒化した麻疹ウイルスにニパウイルスの遺伝子を組み込む「ウイルスベクターワクチン」。体内で、ニパウイルスの一部のたんぱく質が作られ、免疫反応を起こす。本物のニパウイルスに感染したときに、素早く免疫反応を起こし発症を予防するねらいだ。 麻疹ウイルスは、一生続く強い免疫反応を起こすことが知られている。このため、弱毒化させた麻疹ウイルスは、はしかワクチンとして広く使われている。
朝日新聞社