I・S~DC~ インフィニット・ストラトス~ダサシンクリード~   作:凡人9号

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あけましたおめでとうございます。皆様去年は大変よろしくしていただきまして、今年もよろしくお願いします。新年のあいさつってこんなもんでいいんですかね?
ひとまず新年一本目なんで出来立てホカホカを提供致します。

新年早々ネタ多め注意報・・・多めでいいんだよね?


原作的ではないキャノンボール・ファスト裏舞台2ですよ

授業中に束さんから連絡があったり、一夏君がやっぱり一夏君だったり、クロエが俺を回収しに来たり、よくわからないラインナップの装備を渡されたり、まさかの海から敵施設に侵入したり、色々頑張って五人の内一人を何とか回収した今日この頃。

 

何をトチ狂ったのか、俺は今現在進行形で台車を押して走り回ってます。

 

だが安心してほしい、走り回ってるルートは地図にある敵がいる赤い点から結構離れている場所だ。

その辺はすでにリンゴが手を打っている!この基地の中の事は知らないが、外から基地、基地から外への連絡はリンゴがなんか上手いことやっているらしい。よく知らんけどリンゴが『任せろー』って言ってるし、俺に愛想尽かない限り裏切ることなんてないだろ・・・ないよね?

 

そんなことより台車の上で喚いてる千冬シスターズが一人、れいちゃんがかわいいです。速度上げたりや角曲がったりするたびに「きゃー」とか「わー」とか声あげてくれるとってもキュート。千冬さんのクローンとは思えないくらいカワイイ。

 

「っと、お遊びはこれまでだ。これより本気モードに入る」

「え・・・えぇ?今まのでって意味なかったんですかぁ?」

「はい完全に意味のない行動でしたー、というわけで次へ参りまーす」

「ゆっくり!ゆっくりでお願いします!」

 

とりあえず、赤い点に囲まれてない緑点を目指しますかね。

 

道中、一人跳ねたけど大丈夫だよな。一応近づいて確認したら息してたし大丈夫だったし・・・念のためスタンガン押し当てといたし、れいちゃんは目回してるし。黙ってる内にさっさか行動しちゃいましょうかね。

 

 

 

ゆっくりと優雅に台車を押し、誰もないルートを通って緑点のある場所の前へやってきた。んだけどさ・・・部屋の中からものっそいアニメ声が聞こえる。アニメ声ならまだいいんだ・・・喘ぎ声が聞こえるんだよ。なんでエロゲーを大音量でそれもイヤホンとかヘッドフォンつけずに垂れ流しでやってんだよ、このドア開けたくねぇなぁ・・・

 

いやまぁ開けるしかないんですけどねー。扉についてるカード読み込むところに警備員から奪ったカードを読み込ませてからのー?

 

「ハァハァ・・・ナオコちゃんは俺の嫁ェェェエエエエエエエ」

 

そっ閉じ。

またしても赤の芋ジャー着た千冬さん似の女の子が画面と接する直前にまで向かって叫んでた。俺じゃなくても閉める、多分千冬さんでも閉める。というか、何をどう育ったらああなるんだよ。ここって言っちまえば実験施設だろ?なんでエロゲー出来る環境なんだよおかしいだろ。

 

いや、その前に俺は言わなきゃならないことがある。これは前世の俺が守っていた大切な事で、俺も祖父母と両親からしっかり教わったとても大切な事だ。

 

カードを読み込ませて、空気を大きく吸い、ドアを勢いよく蹴り開けて第一声。

 

「エロゲーは十八歳からだ!法律守れよクソジャップ共!!」

「うわっ!!」

 

よし、言いたいことは全部言った。

 

「なんだ!いきなり誰だ!敵か?敵襲なのか!!」

「まぁそうね、この施設?からしたら敵だわな俺」

「なんだと!自分から敵と名乗るよは・・・何奴だ!者ども、出会え!出会えェい!」

「とりあえずPCの音量を下げろ!オートも止めろ!そしてディスクも割れ!」

「最後のは断る!これをこの基地の連中に買いにいかせるのにどれだけ大変だったか!・・・ああ!ナオコちゃん!ナオコちゃんと俺のラブシーンがッ!」

「とりあえずデータをUSBにでも入れて箱にCD戻して抱えてろ。その他の行動をしたら・・・」

「なんだ!アレな事するのか?同人か?それともバチィなのか!?」

「なんもせずに帰る」

「それだけはっ!それだけはご勘弁を!!」

「じゃあ喋っててもいいから付いてこい。ただし余計なことしたら置いていく」

「任せろ!芸人気質と名高い俺でもその真顔を見ればフリじゃないくらいは分かる!」

 

もうほんと、何なんだよこいつ。割と真面目に置いていきたいんですけど誰か助けてくれません・・・

 

「で!これからどこに行くんだ!」

「行先は決まってるけど誰がいるかは知らないな・・・ってか初対面なんだろ?ほら挨拶でもしてなさい」

「え、はい!は、話には聞いてましたが本当にいたんですね」

「・・・これは、なんというか・・・そそられますな」

「どこ見て言ってるどこ見て」

 

なんでこいつはれいちゃんの胸ガン見してるんですかねぇ、完全におっさんじゃねーかよこれ。

 

「あ!自己紹介がおくれまして、俺はコードネームU、ういだ!主な仕事は情報収集!」

「・・・して、情報ソースは」

「Och」

「おいマジかよ、マジかよ・・・」

「え、えっと。れいです、よろしくお願いします」

「これから末永ーくお願いしますねー」

 

手をワキワキしながられいちゃんに近づくな・・・日常的にクローン達を会わせたら大変なことになるからやらなかったのかこの組織。スゲェな、尊敬するわ。だが壊す。

 

 

 

「ハァハァ・・・い、今の。今の俺にも・・・バチィって、バチィって奴!」

 

道中の警備員を二人、一人はスタンガン、もう一人は頭を壁に勢いよくドン!とした直後のセリフである。

 

「いいから黙ってろ。それか情報はよ」

「情報って言われてもなぁ。ここは空か海からでしか出入りできない!」

「うん、それは知ってるわ。もっとこう、構造的な所はないのか?」

「そうは言ってもそこまで調べてあるなら多分俺が知ってる情報と大差ないぜ?」

「なんだ、使えねぇなこいつ」

「使えないとはなんだ使えないとは!俺だって一応ハイスペックなんだぞ!」

「廃スペックなんですね分かります」

「ちっげーし!俺これでも織斑千冬のクローンだぞ!なんでこんな扱い受けなきゃいけねーんだよ!」

「遺伝子だけは優秀ですね」

「ってかお前さんはなんでこんなところに来てれいと俺と、他のクローンも回収しようとしてんのか?」

「趣味というか、仕事というか、興味本位というか、逆らえないというか。まぁ細かいことは気にするな!青空のもとに出してやろう!」

「えー、部屋でいい」

「わ、私も部屋がいいです」

「黙らっしゃい!お前ら何歳だ!まだ一ケタだろ!」

「肉体的には十六ほどだ!・・・ったはずだ。確か、それくらいだったはず」

「じゅ、十四歳と十五歳の間ですね」

「サバ読んでんじゃねーぞオイ」

「そ、外でないから時期の感覚が」

「よしじゃあ外出るぞ」

「・・・あ」

 

なんだ、ただのバカだったのか。

 

 

 

さて、グダグダ話しつつ、時折遭遇する警備員に睡眠を提供しつつ、俺は今襖の前。マップでは中には赤い点と緑の点が二つが表示されている。つまり・・・何してるんだ?

 

「つ、次はどんな人なんだろう」

「次の奴はどんな属性持ってるんだろうか、楽しみだなぁ!」

 

問題は警備員が二人いるってところなんだよなぁ、多分これ襖開けたら四人に見られるってパターンだろ?四人全員に麻酔銃使ったとしても正直運ぶのが面倒だし、台車は一つしかないしなぁ・・・ま、麻酔銃構えながらとりあえず開けるとしますか。

 

「全員動くな!・・・!?」

 

俺は混乱した。なぜなら、入った部屋が畳の大広間で、ガッチガチの装備を着込んだ警備員がぶっ倒れていて、道着に短髪と袴にポニテの千冬さん似の女の子同士が組み合っていた。なにこれ、最初からクライマックスなんですけど・・・

おまけに動くなって言ったのになんかもう、袴の方が道着の方を地面に叩き付けたと思ったらすぐに立ち上がって袴の方の顔面ぶん殴るし、殴った腕を掴んでまた地面に叩き付けるしで、やだ・・・女って怖い・・・

 

そしてようやく千冬さんのクローンらしい娘に遭遇して俺氏、少し安心。やっぱり千冬さんはこうでなきゃ!

 

「ねぇおたえ、あの人・・・邪魔じゃない?」

「ええ、そうですね。誰かに見られていたら注意散漫になってしまいますしね」

 

・・・・・・え?

 

「そういうわけで、排除します」

「では、ご覚悟を」

 

千冬さんのクローンにまともな奴なんていなかったんや!

 

まぁ「畜生!良いぜ、まとめて相手してやるからかかって来いよ!」なんて答えて麻酔銃を拡張領域に仕舞って迎え撃とうとする俺もまともじゃないと思うんだけどね!

 

 

 

忘れないでほしい、俺がEOSを装備していたということを。

忘れないでほしい、俺はこれでも剣士だということを。

忘れないでほしい、俺が提供された装備の中にヒートブレードというものがあったことを。

忘れないでほしい、俺は勝つために手段を択ばない男だったということを。

 

「勝てばいい、それが全てだ」

 

しかし、流石は千冬さんのクローンなだけはある。戦いという一点に置いては一夏君よりも強いんじゃないかな?ま、まぁ例えいくら息の合った二人で襲ってきても俺に勝てるわけがな、ないんだけどね。

 

結果として、何とか倒した後でスタンガンで気絶させ、ワイヤーガンの引き出したワイヤーでグルグル巻きにした道着娘と二人分の警備員のベルトで両手両足を縛った袴娘を担いで道場みたいな部屋から出る。そしてこの女の子を米俵の様に運ぶ暴挙である。

これだけ同じ顔の人間がいると投げ捨てたくなるけどグッとこらえてあと一人、あと一人回収してクロエに迎えに来てもらえば解放されるんだ・・・あ、IS学園に戻っても同じ顔が二人いるんだったんだ。全俺のやる気が逝ってしまった。

 

「そろそろれいちゃん立てる?」

「は、はい。大丈夫です。どうぞお使いください」

 

うん、そんな丁寧に台車を明け渡されたのなんて初めてだわ。今後の人生に多分ないだろう経験を味わったところで、台車に体育会系千冬さんクローンを並べて乗せる。抱いた感想はただ一言「まるで築地だな・・・」。

そんな築地専用台車と化したディアボロスを押しながら最後の緑の点に向かう。残っている赤い点は五つ。道中に二つ、緑点と同じ場所に三つ。

一つだけ確実に言える言葉がある。

 

麻酔銃当てればすぐ終わるんだろうけどぶっちゃけめんどい。

 

「「っく!殺せ!」」

「目覚ましたと思ったらこいつ等は・・・もうそのネタは使われたぞ。お前らの姉妹に」

「なっ、なんだと!できるっ」

「そうでしたか・・・少し、残念です」

「しかしなんだ・・・なんで千冬さんのクローン等はネタに走りたがるんだろうな」

「・・・娯楽が、ネットくらいしか」

「なんか、すまん」

「だから俺がエロゲーやってても仕方ないよな!」

「それとこれとは話は別だ。十八歳未満はあんなゲームしちゃダメです!」

「なんでさ」

「エッチなのはいけないと思います!」

「それ男のセリフじゃねーから!」

「・・・だけど、おたえの他にもいるのは知ってたが、こんなにいたのか」

「そうですね、少しびっくりしています」

「・・・とりあえず皆で自己紹介でもしてな。目的地に行くまでにな」

 

とりあえず、道着の方がコードネームI、いちこ。袴の方がコードネームO、おたえ。とのこと。うん、まぁ古風な名前だことで。ネーミングセンスを疑うよ。

後、もう大丈夫そうなのでワイヤーガンを回収。ベルト?いいえ、知らない子ですね。

 

 

 

最後の徘徊警備員をスタンガン&壁ドンし、最後の部屋の前までやってきた。

麻酔銃とスタンガンを用意して・・・早く終わらせたいからさっさと突入!

 

一番手前にいた奴に麻酔銃撃ってから、そのままダッシュで一人に飛びついてスタンガンを押し当てる。

最後の一人が警棒を引き抜いたところで颯爽と警棒を奪い顔面にシュゥゥウ!超!エキサイティン!!

 

うん、テンションがおかしかったな。うん、言わなくても分かってる。大丈夫だ、だからそんな目で見るなお前ら。お前らがネタやるから俺もやりたくなったんだよチクショウ!

 

なんて心で泣きながら突然の事態に混乱してる最後の千冬さんクローンをワイヤーガンのワイヤーで縛っているこのタイミングで通信が入った。なんと相手は千冬さん・・・なんで?大会でなんか事故でもあったのか?

 

「はいもしもし、鷲津ですが」

『鷲津・・・悪いニュースと凄い悪いニュース、どちらから聞きたい』

「とりあえず良いニュースを一つ。千冬さんクローン、五人集めました。あとは回収してもらうだけです」

 

というか、メッセージ自体は通信していても飛ばせるので束さんとクロエに『全員回収完了。迎えはよ』と送っておいて、千冬さんとの通信に集中する。

 

『そうか・・・まずは悪いニュースからだ。IS学園が襲撃された』

「それより悪いニュースがあるんですか、一体どんな酷いことが・・・」

『その前に、だ・・・まどかが襲撃犯の対応に回ったせいで私が計画していた襲撃演習計画が無駄になった』

「いや、ちょ、千冬さん!?このタイミングでそれは流石に冗談でしょう」

『私はいたって真面目だ。それをよく知っているだろう、鷲津』

「いや、もっと悪いニュースが気になってそれどころじゃないんですけど」

『ふむ、では言おう』

 

そして千冬さんの口から語られる衝撃の事実はッ!

 

 

 

『金城が裏切ったぞ』




馬鹿一人、脳筋三人、ヒッキー一人、簀巻き一人。
鷲津、最後の最後で暴走。ある意味いつも通り。
そして衝撃の展開!伏線なんてなかったろ?人生なんてそんなもんだ、という言い訳。これが凡9オリジナル!


次回

裏切りと帰還
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