I・S~DC~ インフィニット・ストラトス~ダサシンクリード~   作:凡人9号

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やあ、凡9サンタだよ。
クリスマスプレゼントだよ、嬉しいか?嬉しいか?

返事はいらない、大丈夫だ。返事は分かってるから・・・


原作的ではないキャノンボール・ファスト裏舞台ですよ

一夏君が相変わらず朴念仁だったり、まどかがゲーマーになってたり、オルコットさんがあと一歩で残念だったり、授業で軽く一夏君とオルコットさんがレースしたり、一夏君がやっぱりホモだった今日この頃。

 

なんだかんだあって後ろからの攻撃に警戒し始めた鷲津です!

 

 

俺の肩に手を置いていた篠ノ之さんも一夏君の後についていき、専用機持ち組でも俺ボッチ。ボッチ・・・

 

「鷲津。今から走る者達のモニターをしてやれ。ついでに個々で記録して後で見せてやれ」

「了解しました千冬さん。そう、俺は技術者。技術者とは常に孤独なものなのだ・・・」

「わ、鷲津?」

「大丈夫ですよ千冬さん。俺は元気です」

「そ、そうか・・・頼むぞ」

 

ふっへへへ、筋肉とデータだけが友達さ。

なんて考えてると突然の通信!相手は束さん・・・何故このタイミングで?と思いつつ千冬さんに「束さんから連絡あったんで少し失礼しまーす」と声をかけて隅っこの方へ移動して通信を開く。

 

『はーいしょーくん!元気してるかなー!?』

「ええはい、元気です。で、どうしました?」

『せっかちな男は嫌われちゃうよー?』

「いやまぁ、世界救って死ぬんなら別に嫌われたままでもいいんじゃね?」

『ダメだぞしょーくん。世界を救うまでの人生もあるんだから』

「世界救って死なないって答えはないんですね分かります」

『でさーしょーくん。ちょっと、ちーちゃんクローン助けに行かない?』

「まーた唐突ですね」

『この辺にー、彼女たちがまとめられてる施設、あるらしいっすよ。じゃけん今度行きましょうねー』

「あ~いいッスね~・・・ねぇ、分かっててやってますねよね?これちょっと洒落にならないんですけど」

『何のことかな?』

「で、いつ行くんです?」

『いやーキャノンボール・ファスト?だっけ?まぁどうでもいいんだけどー、その日ね』

「まぁ俺出れないですし・・・って、あれ?もしかして束さん?」

『たっ束さんは何もしてないよ!裏工作とか!トップのヤバい裏とかチラつかせてないからねっ!』

 

これは・・・どっちだこれ、マジなのか?ブラフか?・・・一体なんなんだ!

 

「その話は一回置いておいて。計画とかはどうなんでしょうか」

『くーちゃんがステルスカーで回収しに行くからあとは流れで。あ!ISは使わないでEOS使ってね!』

「パワードスーツひゃっほい!」

『じゃあ後は、待機でよろしくー』

「ラジャーラジャー」

 

通信を終え、後ろを振り向くと一夏君がコースアウトして地面にぶっ倒れていた。うん、何やってんだあいつ。

 

『しょ、翔。すまねぇ、せっかく整備してくれたのに・・・』

「何があったのか聞こうじゃないか」

『吹き飛ばされた』

「まぁ、なんだ?もっと精進しろ」

『練習しまくってやる。せっかく翔が調整してくれたんだ。ここでやらなきゃ男じゃねぇ!』

「とりあえずIS解除しろよ。ずっと倒れっぱなしかよ」

『・・・あ』

 

もう馬鹿な一夏君はこっちに来てる山田先生に任せる・・・いや、こいつまたラッキースケベかますんじゃないか?そういや、大丈夫か。こいつホモだったわ。山田先生の貞操は安泰だな。

とりあえず、千冬さんに言っとこう。

 

 

 

そしてやってきたキャノンボール・ファスト当日。

この日になるまで白式ちゃんを調整したり、紅椿をすこし見たりと楽しく過ごし、俺は今屋上に突っ立っている。

 

束さんからの連絡で「屋上待機!」とか言われ、千冬さんに「ちょっと仕事してきます」と伝え、今に至る。

制服じゃなくてジャージだけど大丈夫かな?これからカチコミもとい潜入だぜ?人、殺すことになんのかなぁ・・・

千冬さんとの約束破らないように尽力はするけどクローン実験なんてやってる畜生共だ、慈悲はない。

 

とか覚悟完了した直後、タイミングのいいことにクロエが雪ウサギカーにのってやってきた。

乗ったら乗ったで「束様から提供された装備一式はそこのカバンに入ってますので拡張領域に入れておいてください」だの「装備はISに入っているEOSに着替えてからジャージでも羽織っててください」とか業務的なあっさりとしたやり取りを終え、EOSの上にジャージを着た俺はさらにフルフェイスのヘルメットをかぶっている。完全に不審者ですありがとうございます。

 

「なるべく殺さないようにと束様が配慮しておりますので装備の確認をお願いします」

「そうだな、なんも考えずに登録して量子化して拡張領域にぶち込んだけど確認してねぇや」

「ッハ、これだから」

「やっぱこの子すっげぇムカつくわ」

 

とりあえず空中ディスプレイ出して確認。

リストスタンガン、タバコ型麻酔銃、麻酔銃、台車、スモークグレネード、ハッキングツール、ピッキングツール、ヒートブレード。

あらやだ素敵アイテムの数々・・・ただタバコ型麻酔銃は無理だなぁ、フルフェイスだし。ってかなんで全体的にメタルギアテイストなんだよ。アサシン要素リストスタンガンだけじゃねぇーか!

 

「ステルス迷彩はないのでお気を付けください」

「なんだっけ?クロークって言うんだっけ?完成してないって話だけど・・・やっぱり?」

「ええ、ご察しの通り。束様が開発済みです」

「もう特許でも取って素直に隠居してればいいのに・・・」

「それはもはや束様ではありません。束様という名の抜け殻です」

「酷い評価だ・・・」

 

とか言いつつ、リストスタンガンの感触を確かめたり、フルフェイスについてるボイスチェンジャー弄ったりして時間を過ごした。

クロエの「これから海に入ります」とかいう言葉を聞いて驚いたり、海底洞窟にあるエアスポットからとりあえず出動し、酸素ボンベを背負ってフルフェイスと連結し、ヘルメットのバイザーに表示されるマップを頼りに泳いで進んでいく・・・ヘルメット万能すぎじゃね?

 

 

 

「まさかスキューバダイビングを体験することになるとは思ってもなかったけど・・・しかし、海、暗かったわ。俺ちゃんと帰れるかな」

 

基地で言えば底にあたる場所にあるハッチをISを使って抉じ開け、中に入り込んでから閉じ直してIS装備を解除してその辺のでっぱりをつかんで上へ登り、ボンベを拡張領域に仕舞いながら俺は初めての経験に感動と恐怖を感じていた。

一応人間の耐えれる程度の水圧の場所だったが、洞窟の中ってマジ暗い。超怖い、サメ出てきて食われるんじゃないかってくらい怖かった。

 

マップを見てみればどっかの海にある島。どうやら空からもこの島にある基地にも入ることが出来るみたいで・・・なるほど、海路は嫌がらせか。クロエめ、帰ったら覚えとけチクショウめ。

 

「ま、潜入成功。発見された感じどころか人気がそもそもない。船、というか潜水艦が三機目の前にあるんだけどこれで全部なのかどうなのか」

 

正直ここでウダウダしてるのも時間の無駄だしひとまず行動することにしよう。

マップを開いてー、通信開いてー、あっ切りやがったあの白髪ロリ。仕方ねぇ、束さんにでも繋ぐ・・・いや、あの人めんどいからいいや。自力で探した方が束さんと話してるより速そうだ。

 

よし、リンゴにこの施設のカメラでもハッキングしてもらってマップに反映してもらおう。とか考え付いた直後にマップにいくつかの赤い点と、バラバラの場所に五つの緑色の点が現れた。

赤い点は動いたり止まったりと忙しく、緑色の点も、二つがふらふらと動いている。クローンの数はまどかを含めて六人。つまり全員この基地にいるってことか・・・いや、全員一緒に纏めるか?普通。

 

とか思ってる間に赤い点がこっちに近づいてきている。と言っても一つだけだから怖くもないが、とりあえずドアの陰に隠れ右手首を軽く回し、装備しているリストスタンガンを確認する。

 

開いたドアから入ってきたのは迷彩服の上から防弾ベストの様な物を身に着け、迷彩帽子をかぶり、両手でアサルトライフルを持ち、太ももに拳銃の入ったホルスターを装備した男。

とりあえずそっと後ろから近寄り右手首のリストスタンガンを飛び出させ背中に押し当てる。

 

一度大きく痙攣したかと思うと、ガクッと地面に倒れた・・・あー、やべーよ。白目向いちゃってるよ・・・下手に首筋とかに当てなくてよかったよ。気付かずに人殺すところだったわ、束さん改造し過ぎだよこれ。

とりあえず気絶?させた警備員はその辺の潜水艦の中に入れて、胸元に付いている証明写真とバーコードと『LEVEL2』と書かれたプレートを奪っておく。リンゴ使えば鍵なんてあってないようなものだけど一応気分的に。

 

「ダンボールでもあれば麻酔銃片手にうろつくんだけどなぁ」

 

なんてぼやきつつ、ひとまず周りに赤い点が多い緑色の点へと向かう・・・なんでこの緑色の点は五つの赤い点に囲まれてんだ?

 

 

 

道中に六人ほどの警備員を見かけたが、三名に壁ドンと三名に電撃。六人全員に快適な睡眠をプレゼントしてやった。働き過ぎだ、少し休め。休んだら仕事首になるだろうけどまぁなんだ、死んでないだけマシだ頑張れ。

さてと、部屋の前まで来たのはいいんだけど中には赤点が五つと緑点が一つ。どんだけ厳重に守ってんだ?

突入の前に部屋の周りをグルッとまわってみて、通気口を発見!ジャンプして金網を掴んで、壁に足をつけて金網もぎ取って通気口の中に入る。

ご丁寧に入り口と出口に金網がつけてあるようで、ひとまず金網から部屋の中の様子を覗き見る。ストーカーな気分。

 

部屋の中はどうやらコンピュータールームの様だ。スーパーコンピューターみたいなのとケーブルで繋げたノートパソコンをパチパチやってるボサボサヘヤーの後ろ向いてる緑点。囲んでる赤点は赤点で各々自由に過ごしている。

カップ麺食べてたり、トランプしてたり、本読んでたり・・・なんかスッゲーやり難くなったなおい。

 

ま、いーや。ゆっくり金網に手を伸ばし、ゆっくりと押して剥がして通風口の中に引き込み、スモークグレネードを真ん中の緑点がいるあたりに投擲。

ヌルリと通気口から這い出てすぐに駆け出す。

一番手前、カップ麺を食べていた一人のどてっぱらに勢いを乗せたままやくざキックをするとそのまま吹っ飛んで何かに激突した音が聞こえる。

二番目、本を読んでいた男。延髄蹴りを食らわし足元に崩れ落ちる音が聞こえる。

三番目、四番目、五番目。拡張領域から呼び出した麻酔銃を一発ずつ打ち込み、すぐに三つの倒れる音が響く・・・うん、おかしいよね。束さん即効性強すぎません?

 

っと、そんなことより今はこの目の前でスモークを吸ったのか咳き込む残念っぽい雰囲気醸し出してる女の子だ・・・いや、千冬さん似なんだろうけど、なんだろう、この感じ・・・

 

「え?えっ、えっと。え?」

 

うん、髪の毛は千冬さんより長く。何より目立つのはビン底眼鏡。赤い芋ジャーの上に白衣を着て女の子座りしてるから身長は分からないがこれ完全に頭脳にステータス振った千冬さんだな。千冬さんの可能性の一つ、と捉えると違和感しか感じねぇな。

 

「動くな!」

「ひぃっ!!」

 

ついノリで麻酔銃を向けてしまったが、案外素直にホールドアップしてくれた。それはいい、それはいいんだが・・・胸が、ね。千冬さんより大きそうです。そういや胸筋って鍛え方一つでバストアップにもダウンにもなるんだっけか?千冬さん鍛えすぎ説浮上。

 

「織斑千冬のクローンで間違いないな」

「えっ、あっはい!コードネームR、れいですっ」

「この施設には君以外にも織斑千冬のクローンがいると聞く、どこにいる」

「わっ私たちは基本的に接触不可になってますっ。ですから場所は分かりません!」

「ところで、君。立てるか?」

「え?あ・・・す、すみません、腰が抜けちゃったみたいです」

「そんな君はこれに乗ってもらおう!」

 

装備一覧を確認した時は疑問で仕方なかったが、いや今でも疑問で仕方ないが、とりあえず拡張領域から台車を取り出し『れい』を乗せて、ノートパソコンもケーブルを引き抜いて彼女に渡してマップを頼りに歩き始める。

 

「では出発だ、行くぞディアボロス!」

「えっ、ちょっと、え!」

「安心しろ、台車の名前だ」

「だい、台車に名前を付けてるんですか!」

「え?付けないのか、名前」

「え?ええ、つけませんよ」

「そうなのか・・・」

 

前世の俺が読んでた漫画で台車にそんな名前つけてたキャラがいたからついノリで付けちゃったんだけどなディアボロス。いや、だが安心しろ。

 

「行くぞディアボロス!俺、他の娘達を全員お前に乗せるんだ!」

「え、ええっと、それはフラグですよっ!」

 

束さんとクロエに『一人確保。作戦行動を継続する!』とメッセージを送り、悲鳴を上げる『れい』の乗ったディアボロスを全力で押して駆け回る。スニーキングしろ?バレる?もう知ったこっちゃねぇよ、こっちは一人お荷物抱えてんだ。警備員なんてEOSエンジン台車で跳ね飛ばしてやるよ。




束、作戦計画。
鷲津、作戦実行。
クロエ、嫌がらせ実行。
織斑千冬クローン、搬送中。

皆、来年な!良い年末を!


次回

織斑千冬クローン全員回収なるか!
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