I・S~DC~ インフィニット・ストラトス~ダサシンクリード~ 作:凡人9号
つ[四巻]と
( 凡ω9)つミ[四巻]ポイッ
(凡ω9)<原作は犠牲になったのだ。オリジナル部分の犠牲にな。
宿に戻ったら説教が待ってたり、石抱き拷問モドキさせられたり、一人で残念な夕食したり、夜の海でキャッキャウフフしたり、マジモードな千冬さんと束博士の中で浮いたり、一夏君とクリスがペットボトル投げつけられてるの眺めたりしたけど、俺は元気なんじゃないかなぁ?
そんな俺は無事何事も無く一夏君達の二倍の反省文と同じく二倍懲罰トレーニングを終え、学生の天敵期末テストも乗り越え、いつも通りのジャージで北海道に帰省している。
帰省、とは言っても祖父母の住む実家には帰れず(付いてきた黒服がNG宣言してきた。まぁアレだろ、保護法関係だろ)適当なビジネスホテルに泊まって(俺はネカフェで良かったんだが、またまた黒服が(ry)。
そんなこんなで俺は今、とある門の前に立っている。
これまでの人生の三文の一は過ごしたんじゃなかろうかと思われる師範の道場だ。
突発訪問だが・・・まぁあの人なら平気な顔して『そろそろ来るだろうと思っていたよ』とかいいそうだなー。
そんな感じで閉じてる門に手を伸ばして、ドーンと開けそのまま砂利道を歩いて道場へと向かう。
黒服が後ろに居たら止められるだろうが、幸い今は俺一人だけだしどうでもいい事だが・・・理由?泊まってたビジネスホテルの窓から逃げた、それだけ。
まだ半年も経っていないのにどこか懐かしく感じる道を進み、懐かしい玄関に付き、靴を脱いでから上がる。
「・・・ん、あれ?師範代じゃないですか。お久しぶりです」
そこに居たのは想定していた人物では無く、どこの大学にでも居そうな袴姿の好青年一人だけだった。実年齢は大学生とはとても呼べないけどな!ぶっちゃけると千冬さんは超えてる。若作りってレベルじゃねーぞ!
「あ、あれ?鷲津くん?こんなところに来ちゃっていいの?」
「護衛からは逃げ出して来ました!・・・で、師範は?」
「鷲津くん護衛とか要らないと思うんだけどなー・・・って、ああそっか。鷲津くん知らなかったね」
そしてその師範代は爽やかな笑顔のまま度肝を抜かれる発言をした。
「師範ね、旅に出るってさ」
「・・・・・・は?」
「だから、旅に出るって」
「いや・・・いやいやいや、いい歳したおっさんが旅とか何考えてるんだよ」
「それでさ、実は師範から『時期が来たら郵送しろ』って言われて物があるんだけど・・・せっかく来たんだし渡しちゃうね」
「ノリ軽くないですか?」
「まぁそれがこの道場のいいところだからねぇ」
ケラケラ笑いながら道場の奥に入っていく師範代を見送り、俺は修行時代の疑問を思い出した。
普通の剣術家からしたら邪剣とか呼ばれる俺の剣をおおらかに笑い、むしろそれを伸ばすように修行を付けてくれた師範・・・もしかしたらアサシンなんじゃね?という物だ。
今の今までスッカリ頭のどこかにすっぽ抜けていた大きな疑問が道場に来た事で疑惑がどんどん湧き上がったのか溢れ出てきている。体中からジュンジュワーである。
師範も居ないし、俺だけの疑問なので解決するわけも無く悶々としていると「あったあった、神棚に置いてたって事スッカリ忘れててさー」と師範代が戻ってきた。そして親戚にお年玉あげるような軽い感じで茶封筒をポンと渡してきた・・・なんか違くねーか?
いや、金属が擦れるようなチャリチャリ音が聞こえるからお年玉って表現もあながち間違いじゃなさそうだ。
「で・・・これだけですか?」
「それだけ」
「・・・・・・とりあえず開けますね」
「僕が見てもいいものなのかな?」
「いいんじゃないですかね」
とりあえず封筒の上を千切って逆さまにして金属を出す。手のひらに落ちてきたソレを師範代と一緒に凝視し・・・
「鍵?」
「どう見ても鍵ですよねコレ」
「金庫なんてあったっけな?・・・他には?」
師範代にそう言われて茶封筒に手を突っ込むと・・・紙が入っていた。
メモ用紙位の大きさの紙には住所と、何故か俺の生年月日とその後ろに付いた左矢印、『渡せば通じる』と言う短い分。
「なんなんですかねこれ」
「まぁ、書いてある住所に行ってみれば?」
「・・・時が来たら郵送しろって言ってた割にはこの辺って言うね」
「二度手間だね・・・ちょっと待ってて、この辺りの地図持ってくるから」
数分して戻って来た師範代と一緒に住所を探し、ネットで調べ、道場を後にした。
移動に一時間!途中に昼飯を食べて一時間半!時々携帯に連絡が来たりしたけど俺は基本的に知らない電話番号には出ない主義なんだ!
「それにしても、なんだこれ ・・・」
俺の目の前にある建物は、なんと言うか・・・ガラクタの城だった。白い看板に青で書かれた『大森廃材点』という文字が目立つが、それ以上にうず高く盛られた廃材に目が行く・・・
しばらくポカーンとしてたら「なんだガキ!うちの店に文句あんのか!」なんて怒号が響き、ドスドスとガラクタの奥から足音が近づいてきて、スパーン!とガラクタに埋もれて少ししか見えなかった引き戸が開けられた。
「なんというか・・・ジブリに出てきた動く城みたいな感じですね」
「屋根に風船つけたら空飛ぶぜ!」
頭に白タオル巻いた白髪のおじいさんが豪快に笑いながら近づいてきた・・・いちゃ、ちょっと、友好的に接してこられると逆にこわいッス。
「で?ここいらじゃ見ない・・・いや、何度か見た覚えがある顔だな。どこだったか・・・」
「多分テレビじゃないですかね?」
「ウチ、テレビはあっても起動しねぇんだわ!廃材屋だからな!」
そして俺と爺さんとのアメリカンドラマみたいな「「HAHAHA」」の合唱。
「で、用があんだろ?当ててやろうか?自転車が壊れたか?」
「いやいや違いますよ・・・はいコレ、頼みます」
封筒の中に入ってた紙を渡すと「なんだ?発注か?」なんてニヤニヤ笑顔で受け取った直後、メモ用紙を見て直ぐに真顔になった。
「なるほど、どっかで見たことあると思ったら通りで」
「ええっと・・・師範のご友人、で合ってますか?」
「大正解!ま、付き合い事態は最近だけどな」
その後、「付いて来な」とガハハハ笑いながら店の中に入っていった爺さんの後を追って店に入る。勿論引き戸は閉める。
店の中まで子供が積み上げた積み木の様な、指で突けば崩れそうなガラクタの山を縫って歩いていく爺さんの後を追うのは中々に厳しかったが何とか抜けれた。
「コレだこれだ。本当なら貸金庫にでも任せとけって言ったんだけどな・・・アイツが『お前のところが良い』って言って聞かなかったんだよ」
俺が追いついた頃には既に爺さんはやる事を終えていたらしく、床の一部が取り外され、その下にあったのだろうと思しき上に取っ手の付いた大きめの銀色の金庫が爺さんの直ぐ側に置いてあった。
「お前さん、鍵は預かってるんだろ?」
「これですね、渡しますよー」
ポーンと軽く投げると何故か悲鳴を上げながら受け取った「ったく最近のワケェ連中はコレだから・・・」とかブツクサ言いながら鍵を差し、鍵穴の横のある数字を打ち込んでいく。
「ほれ、開いたぞ。後はお前さんの物だ・・・ケース持ってくるからその間に見とけ」
「ありがとう店長!」
両手を挙げて感謝の気持ちを表現すると「そう褒めんじゃねぇよ」と笑いながら店の奥へ行ってしまった。
さてさて、開けられた金庫を物色しましょうかねぇ。
中身は非常に単純そのものだった。
白をメインに、縁を青で特徴付けしたフード付きのコート。
茶色の籠手の様なものが二つ。
コートを持ち上げた時にこぼれ落ちた白い封筒。
所々苔の生えた古銭の様なもの。
あれ?これ鍵じゃね?遺跡の奥を開けるアレじゃね?なんで師範が持ってたの?
アサシン装束に、籠手は少し弄ってみたけどアサブレだし・・・じゃ鍵は?ゲーム内じゃアサシンからテンプル騎士が奪って、最終的にアサシンの手に渡ったけどどうだ?
もう師範がテンプル騎士なんだかアサシンなんだかわかんねぇな。
っと、封筒開けてみよう。流石にまた鍵と住所が入ってるわけないだろ。
『君がこれを読んでいると言うことは、私は既に旅に出た後だろう』
等とよくありがちな文章からスタートした文には、俺を混乱される文字が続いていた。
『早速だけど、私はテンプル騎士団の一員だ。今の君ならこの意味がわかるだろう』
・・・・・・俺、師範と戦って勝てる気しねぇんだけど。ってかなんで知ってんのさ。
『とは言っても、元だ。再召集されるであろうことも考えて、私は旅に出ることにしたんだ』と書かれていてさらに混乱した。なんで再召集されるなんて発想になったんだ?
『弟子と生死をかけて戦って、その事をテンプル騎士団にもみ消されて歴史に残らない。なんて事になるから私はもう彼らと関わりたくないのだ』とりあえずテンプルだったけどイヤになったから脱退したって事でおk?戦っても勝ちが望めないからありがたいんだけど。
『私がテンプル騎士を辞めたのと同時期にアサシンを抜けた男と知り合ってね、コレは彼のモノだ。別にアサシンの誰かを殺して奪ったわけではないから安心して欲しい』というかもうなんか普通に殺す殺されるって話が出てきてるけど俺もこの先そんな物騒な事を体験する事になるのか・・・イヤだな。
『たまたま現れた君が彼の様な戦い方を、たまたま見かけた移動の仕方が彼とそっくりだったのは驚かされたが・・・それは同時に私にとっては希望でもあった。テンプル騎士の野望を止められる人物が現われたのだと』いや、止められねーよ。無理だわ、束博士を上手く使えれば何とかなるんだろうけどそんな芸当俺には無理だわ。心労で死ぬわ。
『その件について、君に鍵を渡しておこう。アサシンとテンプル、両方が欲している物だ。肌身離さず持ち歩いて欲しい』そうだね、ヘイザムも常備してたしね・・・ドッグタグに通しておくか。
『最後に。君はこれから様々な事に巻き込まれるかもしれない。今はテンプル騎士も、アサシンも全盛期よりも大分縮小化しているが、それでもテンプル騎士達が幅を利かせているのは間違いない、狙われることになるだろう。そんなときは、アサシンを頼ると良い。君の力になってくれるはずだ』正直に言おう。テンプルにもアサシンにも頼りたくは無い。だっていいように使われてソレで終わりだ、俺は死ぬなら自分の意思で死にたい。前世の記憶の俺が事故死で死ぬ前に後悔していたからこそ、自分の意思で死にたい。
『PS.二年前、冷蔵庫のプリン食べたの私だ。すまんな』
・・・・・・・・・
「あれ食ったのアンタだったのか!練習終わりに食べようと思って取っといたのにチクショウ!」
シリアスな雰囲気だったのにどうしてこうなった!っと、まだ下にまだ書かれてるな。
『PS2.人を殺す覚悟をしておけ。常に戦場に居るように心構えをしておけ』
最後の最後に師匠らしい事書いてあったけどキャラじゃねーよ師範。
ジャンク屋の爺さんが持ってきたブリーフケースみたいなのにアサシン装束とアサシンブレードを入れ、ドッグタグの鎖に古銭を通して首に下げ直す。
「何があんのかしらねぇけど、気張れよ若いの」
「どうも。あと、動くテレビ買っといた方がいいですよ」
「銭湯のサウナのテレビで十分だ!」
そんなどうでもいい会話をして別れた。
泊まってたホテルに戻ろうと歩いていると道半ばの所で俺についてきた黒服二人が慌てて走ってきた。
「鷲津さん!テレビ見てください、テレビ!」
「テレビ?なんか有ったんですか?」
「とにかく!ワンセグでも何でもいいですから!早く!!」
なんか本当にのっぴきならない状況なんだろうと判断して、その辺にある電気屋に駆け込み、法被を着てた店員さんの元に駆け込み、黒服が状況を説明して陳列してあるテレビの内の一つのチャンネルを変えてもらった。
チャンネルを回していると、黒服達が「「そこ!」」と言ったところで止められた画面には束博士が映っていた。
画面の右上には『大発表!天下の天才、篠ノ之束による重大発表!』の文字・・・なんぞこれ。
そしてテレビの中の束博士が携帯を取り出し、耳に当てた。
その直後、俺の携帯の着信音が響く。テーマ?なんかのマーチ。
ディスプレイには『みんなのらぶりーウサギちゃん』と表示されており、恐る恐る出てみると『あ!しょーくん!みてるー?やっほー!』とテレビの音声と携帯の音声がサラウンドで頭に響いた。
「あー、はい束博士。何やらかすんですか?というか何やらかしてるんですか!」
『いやー・・・前にさー、手伝って欲しいって言ったら手伝ってくれる?って聞いたら「うん」って言ってくれたじゃん?』
「あー・・・そういえば言いましたねぇ。程ほどって付け加えましたけどね!」
『でさでさ!束さん今から会社作るんだけど手伝ってくれる!』
「勿論喜んで!俺と束さんとの仲じゃないですか!で、テストパイロットでもやればいいんですか?」
『それもあるんだけどー・・・ちょっと宇宙行ってみない?』
俺も黒服達も法被来た店員さんも開いた口がふさがらなかった。テレビの中で笑顔の束博士と大量に焚かれるフラッシュが、非常に対照的だった。
鷲津は、アサシン装束(お古の本物)を手に入れた。
鷲津は、アサシンブレード(お古の本物)を手に入れた。
鷲津は、天災兎に巻き込まれた。というか途中から自ら突っ込んだ。
ちょうてんかーいちょうてんかーい。これぞぼーんじーんくおりてぃー(投げやり)。
次回
なにがでるかな、なにがでるかな・・・残念だったな!出てくるのはクオリティ低いオリジナルだよ!