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デジタル庁GCASガイド

リファレンスアーキテクチャ(第9章 その他、SaaS)

2024/03/29 公開

9 ブロック実現例(SaaS、その他)

本章ではガバメントクラウドの各CSPに依存しないブロックについて説明する。
刷新対象システムの要件に合わせて実際に採用するサービスや統合するサービス等を検討いただきたい。

業務/非機能項番ブロック名説明
業務1-99-1意思決定管理機能業務に係るルールやプロセスをもとにした一貫した意思決定や自動化のサポート機能を提供する
非機能2-99-2ローコード開発機能簡易業務アプリケーション作成のためのローコード開発ツールを提供する
非機能2-99-3既存政府システムとの連携既存行政システムとの連携に係る留意事項を記載する

9-1. 業務ブロック

9-1-99. その他
    9-1-99-1. その他_意思決定管理機能

    概要:

    • 業務に係るルールやプロセスをもとにした一貫した意思決定や自動化のサポート機能を提供する

    達成できる業務:

    1. 業務プロセスにおけるルールの管理、自動化
    2. モニタリングによる業務プロセスの継続的な改善

    インタフェース例:
     本ブロックにおける意思決定管理を実現するツールは、ビジネスルール管理システム(BRMS)を想定している。
    日常的で反復的、かつ複雑なロジックを伴う業務がBRMSの対象となりえるが、多岐に渡るため本項では“諸手当計算業務”を例として説明する。

    インプット処理内容アウトプット
    ・各諸手当の計算方法や条件、適用範囲などの諸手当のルール・諸手当の計算ルールをもとにディシジョンテーブルとして登録する。条件部(従業員の属性や条件)とアクション部(諸手当の金額の計算方法)が含まれる。・ディシジョンテーブル
    ・基本給や勤務時間、職位などの職員情報・ディシジョンテーブルにしたがって、職員情報の諸手当の金額を算出する・諸手当の金額(給与明細書や給与計算システムに反映される)

    連携機能ブロック:

    • なし

    ブロック実現例:
    本ブロックはガバメントクラウド上に構築せず、開発にかかるコストや期間の抑制のため、意思決定管理に機能特化したSaaS製品利用による実現を推奨する。そのため、ブロック実現例としてのシステム構成図の例示は割愛する。
    必要に応じてガバメントクラウド上のデータソースなどと連携すること。
    なお、SaaS利用ではなくガバメントクラウド上に本ブロック機能を実現する場合は、仮想サーバへの構築を避けること。


9-2. 非機能ブロック

9-2-99. その他
    9-2-99-2. その他_ローコード開発機能

    概要:

    • 必要最低限のコーディングでアプリケーション開発を行えるローコード開発機能を提供する。
    • なお、本節ではガバメントクラウド外でのローコード開発プラットフォーム利用を想定して記載しており、ガバメントクラウドの各CSPが提供するローコード開発ツールに関しては5章~8章を参照すること。

    達成できる業務:

    1. ローコード(少ないコーディング)でのアプリケーション開発

    インタフェース例:

    インプット処理内容アウトプット
    ・開発アプリケーションの機能等の要件定義、データモデル、UIレイアウト・アプリケーションの画面、ロジックの実装やテストやデプロイ・ユーザへのアプリケーション提供

    連携機能ブロック:

    • なし

    ブロック実現例:
    本ブロックはガバメントクラウド上に構築せず、開発にかかるコストや期間の抑制のため、開発するアプリケーション特性に応じたSaaS製品利用による実現を推奨する。そのため、ブロック実現例としてのシステム構成図の例示は割愛する。
    必要に応じてガバメントクラウド上のデータソースなどと連携すること。
    なお、SaaS利用ではなくガバメントクラウド上に本ブロック機能を実現する場合は、仮想サーバへの構築を避けること。


    9-2-99-3. その他_既存政府システムとの連携

    概要:

    • ガバメントクラウドから他の政府システム(住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)やREPS連携基盤など)と連携を行う際の留意事項を示す。

    既存政府システムとの連携を実装する際の留意事項:

    • 既存の行政システムとの連携を行う際、連携先システムの仕様で接続方式や特定のミドルウェアの導入などが必要になることがある。
      ガバメントクラウドではシステムのモダン化を求めているが、以下のように連携先システムの仕様によりやむを得ず利用する必要があるシステム要素がある場合、例外的にそれを許容する。

      • 連携に必須となるミドルウェアなどのために利用するための仮想マシン
      • インターネット接続ではないGSSネットワークや専用線などの閉域網
    • なお、例外許容の範囲は連携先システムとの接続に係る範囲に限定し、その他のシステム構成要素はクラウド基本方針を参考にモダン化を検討すること。

    • 連携先システムによって接続方式などが異なるため、既存の行政システムとの連携が必要である場合は、そのシステムを管理・運営する組織へインタフェース仕様や連携のための手続き、制約事項などを別途確認すること。


    ブロック実現例



改訂履歴

改訂年月日改訂理由
2024 年 03 月 29 日新規作成