「客はゴミだと思って接したらいいから」トイレ修理で40万円請求…『クーリング・オフ』も返金されず ”悪質水道業者”の実態とは 被害防ぐ対策「まず払わない」「事前に見積もり」
■なぜ高額代金を払ってしまうのか
息子が被害にあったと訴える女性が当時を振り返ります。 【女性】「(振込先が)佐田って人の名義の通帳だった」 工事代金の振込先として指定されたのは佐田容疑者の口座でしたが、現場に来ていたのは牧谷被告で、その作業はずさんそのものでした。 【女性】「普通、工事するんやったら清掃用具とか持ってくるじゃないですか。何に持ってこずに息子のタオルを借りたり。実際、トイレその後に使ったら水漏れしてきて、『これどないなってんねん』と」 それなのになぜ、高額な代金を支払ってしまったのでしょうか。 【女性】「書類も、結局全部工事が終わってからもう帰り際にササッと書いてサインさせた。いや、『それは見積もりでも何でもないよね』って」
■クーリング・オフで返金される?
支払いを躊躇していると、強い口調で「なんぼ出せるん。現金おろしてきて」とたたみかけられたと言います。 【息子が被害に遭ったという女性】「『金がないんやったら、なんぼ出せる?』と言われたみたいで。ちょっと怖かったんでしょうね」 作業がすべて終わった後に執拗に代金を請求して、客に支払わざるを得ない状況をつくっていたとみられます。 息子から連絡を受けて駆け付けた女性は不審に思い、契約解除(クーリング・オフ)を申し出ました。 【息子が被害に遭ったという女性】「さすがに40万円は行き過ぎやと。『ほんまに必要な金だけであとはもう返しなさい』って話をして。『何日後に返事できるの?』と言ったら、『あと1週間後ぐらいには返事できます』みたいな話だったんですけど」
■返金に応じる姿勢を見せるも延期に次ぐ延期
後日、書面でもクーリング・オフを正式に通知しましたが、ここから悪質業者の本性が見えてきました。 (電話の音声より) 【息子が被害に遭ったという女性】「どんな感じですか?」 【工事をした牧谷被告】「うちが12万いただいて、残りを返金っていう話であれば4月頭くらい」 【息子が被害に遭ったという女性】「確実な日をいただかないと困ります」 【牧谷被告】「4月頭と言っても、1日とか2日とか…」 【息子が被害に遭ったという女性】「28万円は必ず返ってくると思っていい?」 【牧谷被告】「そうですね」 【息子が被害に遭ったという女性】「こっちからかけないといけない?」 【牧谷被告】「僕ね、いま作業中で」 その後、女性は何度も電話しましたが、返金は何回も延期されたということです。 返金を先延ばしにする業者の狙いは何なのでしょうか。 【消費者トラブルに詳しい 増田朋記弁護士】「法的にはクーリング・オフで(お金を)返してもらえる。しかし、クーリング・オフを無視して逃げるっていうことがあるんですね。逃げてしまうので、被害回復できない。こういう手口が増えている」
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