「すね蹴り・反省文50枚」…ソウルの有名歯科医院で“恐怖支配”が明るみに
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【02月12日 KOREA WAVE】職員のすねを足で蹴ったり、業務上の小さなミスを理由に壁に向かって長時間立たせるなど、恐怖を与える管理を続けていたソウル・江南(カンナム)の有名歯科医院が、雇用労働省の特別監督で摘発された。アルミ製の棒を振り回して威嚇したり、退職者に高額な損害賠償をちらつかせたりした関係者らは、最終的に立件された。
雇用労働省によると、SNSなどで知られていたこの歯科医院では、暴行や職場内いじめなど計13件の法令違反が確認された。うち、悪質性が高い暴行や違約予定の禁止違反など6件を刑事立件し、残る7件には計1800万ウォンの過料を科した。
特別監督は、当初「退職者に対する損害賠償請求」を巡る問題から始まったが、調査の過程で過酷な行為の通報が相次ぎ、範囲が拡大した。雇用労働省ソウル江南支庁は約2カ月にわたる現地調査で、院内に蔓延していた非人道的な管理実態を確認した。
関係者はアルミ製ハンガーの棒で床や壁、出入口を強く叩いて威圧し、実際に職員のすねを蹴る暴行にも及んだという。さらに、些細なミスを理由に1~2時間以上、壁に向かって立たせて叱責したり、同一文面の反省文を数十枚書かせる事例も複数確認された。
金銭を使った圧力は組織的だった。医院は「退職30日前に辞表を提出しない場合、1日当たり平均賃金の50%を損害賠償として支払う」とする付属確認書への署名を求めていた。実際、退職者39人に内容証明を送り、5人から計669万ウォンを受け取っていた。
労働時間管理と賃金支払いもずさんで、診療終了後の頻繁な業務指示により時間外労働の上限を超えていたにもかかわらず、「事前承認がない」として手当を支払わず、職員264人分、計3億2000万ウォンの賃金未払いが生じていた。
雇用労働省は監督の過程で未払い賃金の全額清算を指導し、不当に徴収された損害賠償金の即時返還も命じた。とりわけ、内容証明を受け取った退職者全員に対し、当該請求が無効であることを個別に通知した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News