コンテンツにスキップ

瀬名秀明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
瀬名 秀明
(せな ひであき)
ペンネーム 瀬名 秀明(せな ひであき)
誕生 鈴木 秀明(すずき ひであき)
(1968-01-17) 1968年1月17日(58歳)
日本の旗 静岡県静岡市
職業 小説家
薬学博士
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
民族 大和民族
教育 博士(薬学)
東北大学・1996年)
最終学歴 東北大学大学院薬学研究科博士課程修了
活動期間 1995年 -
ジャンル SF小説
ホラー小説
代表作パラサイト・イヴ』(1995年)
BRAIN VALLEY』(1997年)
小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団』(2011年)
主な受賞歴 日本ホラー小説大賞(1995年)
日本SF大賞(1997年)
星雲賞ノンフィクション部門(2021年)
デビュー作 『パラサイト・イヴ』(1995年)
親族 鈴木康夫
テンプレートを表示

瀬名 秀明(せな ひであき、Hideaki Sena1968年1月17日 [1] - )は、日本小説家薬学博士[2]。瀬名秀明事務所代表。本名は鈴木 秀明(すずき ひであき)。

概要

[編集]

静岡県出身[2]SF作家ホラー作家である。デビュー作の『パラサイト・イヴ』で日本ホラー小説大賞を受賞し、その2年後には『BRAIN VALLEY』で日本SF大賞を受賞している。近年はロボット関係の著述活動に力を入れている。日本SF作家クラブでは第16代会長に就任した。

一方、作家活動と並行して、宮城大学看護学部講師を務めたのち、東北大学では機械系特任教授を務めた。

来歴

[編集]

1986年昭和61年)、 静岡県立静岡高等学校を卒業[3]1990年平成2年)、東北大学薬学部を卒業[3]1993年平成5年)、東北大学大学院薬学研究科において修士課程を修了[3]

大学院在学中の 1993年正月に日本ホラー小説大賞創設の新聞広告を見て応募を決意し、折原一の影響を受けて書いた叙述ミステリ風味の作品で応募する。3次予選で落選するも「次回も応募を」との手紙を受け取る[4]

1995年(平成7年)、『パラサイト・イヴ』で第2回日本ホラー小説大賞を受賞し、作家デビュー(同作は、三上博史主演で映画化され、またスクウェアによってゲーム化もされた。2005年9月には全米で英訳本が出版されている)[5]。自分が研究しているミトコンドリアをテーマにすることは、NHKスペシャル生命40億年はるかな旅』を見て着想した[4]

1996年(平成8年)、東北大学大学院薬学研究科博士課程を修了[3]1997年(平成9年) 宮城大学看護学部常勤講師に着任し、2000年まで勤務する[3]。また、1997年には『BRAIN VALLEY』で第19回日本SF大賞も受賞している[6]

2006年(平成18年)からは東北大学大学院工学研究科の機械系特任教授に就任[3]。講義などは行わず、大学の広報活動やロボット工学に関する作品の執筆、一般向けの講演活動を行い、文芸誌や科学誌で科学と人間に関したコラムや対談を多くこなした。本人のウェブサイトによると、2006年に航空機の操縦免許を取得したという。2009年(平成21年)3月、同特任教授を退任[3]

2011年(平成23年)10月、第16代日本SF作家クラブ会長に就任[7][3]2013年(平成25年)3月1日、同クラブ会長職を辞任[3]すると同時に日本SF作家クラブを退会した[7]。2014年、参加した第53回日本SF大会「なつこん」において、暗黒星雲賞ゲスト部門を受賞[8]

2021年(令和3年) - NHK 100分de名著『アーサー・C・クラークスペシャル』で第52回星雲賞ノンフィクション部門受賞[9]

人物

[編集]

高校時代に創刊されたハヤカワ文庫モダンホラー・セレクションを全て読み、大学・大学院進学後は(大学がある)宮城県仙台市丸善でモダンホラー小説の原書を購入して愛読し、日本ホラー小説大賞への応募を決めてからは国産ホラー小説も読むようになり、その年に創刊された角川ホラー文庫作品を読みまくる[4]

映画監督押井守のファンで、『機動警察パトレイバー the Movie』と『機動警察パトレイバー2 the Movie』を好きな作品に挙げる。

家族・親族

[編集]

父は静岡県立大学名誉教授インフルエンザウイルスの研究を行っている鈴木康夫である。瀬名の著書『インフルエンザ21世紀』の監修を行った[10]

著作

[編集]

小説

[編集]

ノンフィクション

[編集]
  • 小説と科学 文理を超えて創造する(1999年4月23日 岩波書店
    • 【増補・改題】ハートのタイムマシン! 瀬名秀明の小説 / 理科倶楽部(2002年11月25日 角川文庫)
  • ロボット21世紀(2001年7月20日 文春新書
  • おとぎの国の科学(2006年6月30日 晶文社
  • 瀬名秀明ロボット学論集(2008年12月20日 勁草書房
  • 大空の夢と大地の旅 ぼくは空の小説家(2009年9月25日 光文社)
  • インフルエンザ21世紀(2009年12月20日 文春新書)
  • ロボットとの付き合い方、おしえます(2010年10月30日 河出書房新社
  • 世界一敷居が低い最新医学教室(2011年4月15日 ポプラ社
  • 科学の栞 世界とつながる本棚(2011年12月30日 朝日新書
  • SF作家 瀬名秀明が説く! さあ今から未来についてはなそう(2012年11月5日 技術評論社
  • 100分de名著アーサー・C・クラーク」スペシャル 2020年3月(2020年3月1日 NHK出版[注 1]

共著

[編集]

アンソロジー

[編集]

「」内が瀬名秀明の作品

編著

[編集]
  • 贈る物語 Wonder(2002年11月25日 光文社)
    • 【改題】贈る物語 Wonder すこしふしぎの驚きをあなたに(2006年11月20日 光文社文庫)
  • ロボット・オペラ(2004年6月25日 光文社)
  • 科学の最前線で研究者は何を見ているのか(2004年7月20日 日本経済新聞社
  • サイエンス・イマジネーション 科学とSFの最前線、そして未来へ(2008年8月3日 NTT出版

解説

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2020年2月25日発売[11]
  2. ^ 2018年7月25日発売[12]

出典

[編集]
  1. ^ 瀬名 秀明(せな ひであき)”. WEBザテレビジョン. 2025年9月30日閲覧。
  2. ^ a b 瀬名秀明”. 新潮社. 2025年9月30日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i 瀬名秀明”. 国立研究開発法人 科学技術振興機構. 2025年10月3日閲覧。
  4. ^ a b c 【始まりの1冊】『パラサイト・イヴ』1995年 瀬名秀明さん 大学院の研究をホラーに『読売新聞』朝刊2020年5月17日
  5. ^ 日本ホラー小説大賞 受賞作品”. 2020年2月27日閲覧。
  6. ^ 日本SF大賞”. 2020年2月27日閲覧。
  7. ^ a b 歴代会長・事務局長”. 2020年2月27日閲覧。
  8. ^ 第24回暗黒星雲賞詳細
  9. ^ 2021年 第52回星雲賞”. 日本SFファングループ連合会議. 2021年7月23日閲覧。
  10. ^ 西村秀一. “書評 インフルエンザ 21 世紀”. 日本ウイルス学会. 2025年10月3日閲覧。
  11. ^ 100分de名著 「アーサー・C・クラーク」スペシャル 2020年3月”. NHK出版. 2025年3月31日閲覧。
  12. ^ 100分de名著 for ティーンズ 2018年8月”. NHK出版. 2025年3月31日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]