夏苅郁子
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夏苅 郁子(なつかり いくこ、1954年[1] - )は、日本の精神科医。
人物
[編集]北海道生まれ[1]。父親の転勤で、幼少期から中学時代まで引っ越しが多かった[1]。10歳のとき、母が統合失調症にかかる[1]。家庭を顧みず収入を家に入れぬ父親とは疎遠であり、病んだ母親と二人の孤立した過酷な少女時代を送る。
両親が離婚した後、実家に引き取られた母と会うことを拒む。父の籍に残ることになったがもともと疎遠な父と暮らすことはなく、孤独と絶望から2度の自殺未遂。友人の仲介により母と再会した。その後イラストレーターの中村ユキ著の「我が家の母はビョーキです」という本を読んで、母の統合失調症を真正面から向き合うことにした[1]。
熊本高校から浜松医科大学医学部卒業後、同精神科助手、共立菊川病院、神経科浜松病院を経て、2000年やきつべの径診療所(静岡県焼津市)を開業[1]。現在は焼津市在住で、精神科医である夫とともに診療所を営む傍ら、その母の介護経験を基とした統合失調症の理解・啓蒙のための運動に取り組み、2012年に「心病む母が遺してくれたもの~精神科医の回復への道のり」を上梓した[1]。
2017年8月21日『人は、人を浴びて人になる』ライフサイエンス出版 を上梓する。
全国各地域から講演依頼が殺到している[要出典]。
資格
[編集]・精神保健指定医
・日本精神神経学会専門医
・日本児童青年精神医学会認定医
・児童精神科医(子どものこころ専門医機構 認定専門医)、医学博士
所属学会
[編集]・日本精神神経学会(代議員)
・日本統合失調症学会(理事)
・日本児童青年精神医学会
・全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)理事
論文
[編集]・「末期癌患者の心理過程についての臨床精神医学的研究」精神経誌86(10) 「人が回復する」ということ 精神経誌113(9)
・「家族として,当事者として,そして精神科医として―日本精神神経学会の皆様へお伝えしたいこと」精神経誌117(3)
・「精神科担当医の診察態度」を患者・家族はどのように評価しているか ―約6,000人の調査結果とそれに基づく提言―
精神経誌120(10) 2018 精神神経学雑誌オンラインジャーナル
・当事者・家族からみた精神医学研究の倫理―症例報告における本人同意を中心に―精神経誌. 121 (11): 858-864, 2019
・How do patients and families evaluate attitude of psychiatrists in Japan?: quantitative content analysis of open-ended
items of patient responses from a large-scale questionnaire survey BMC Psychiatry volume 23,
Article number: 253 (2023)
・Patients’ and providers’ evaluations of telepsychiatry and future directions: A literature review of mixed research
methods. Psychiatry and Clinical Neurosciences Reports(PCN Reports)(2025) DOI: 10.1002/pcn5.70072
著書
[編集]・病院で聞けない話、診察室では見えない姿 精神科医療の「7つの不思議」(ライフサイエンス出版)
・人は人を浴びて人になる(ライフサイエンス出版)
・心病む母が遺してくれたもの(日本評論社)
・もうひとつの「心病む母が遺してくれたもの」(日本評論社)
・日本のターミナルケア(誠信書房、共著)
・ターミナルケア医学(医学書院、共著)
・思春期学(東京大学出版会 共書)
訳書
[編集]・認知療法入門(星和書店、共訳)
・いやな気分よ さようなら(星和書店、共訳)
出演
[編集]- ラジオ深夜便(2013年2月21日深夜=2月22日未明)「あすへのことば・統合失調症の母との歩み」(音声ストリーミング放送)
- NHK総合「クローズアップ現代」(2025年2月)精神疾患600万人 “閉じる家族”をどう支える? | クローズアップ現代 | NHK
- NHK Eテレ「ハートネットTV」(2024年9月放送)「精神科 はじめの一歩」 ----
出典
[編集]- JPOP VOICE・夏苅郁子インタビュー
- 統合失調症の母との歩み 児童精神科医が本出版 中日新聞2012年8月15日(2013年3月1日閲覧)
- 朝日新聞 2017年4月6日 朝刊に記事