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Conversation

「会社での人間関係に疲れてしまう」と思った20代。そこで私は一気に「もう人と関わる仕事は辞めよう」と極端な思考に陥っていた。でもこれはもったいなかった。実際、私のように 「社交がまったくできないわけではないが、長時間であったり、大勢の他者と関わったりすることには強い疲労を覚える」——おおよそ内向的という人も多いのではないだろうか。 そしてそういう人ほど、自分を「社交的でない」と責めてしまいがちだ。でも、それは誤解かもしれない。 疲れるのは「できない」からではなく「深く処理しているから」。内向的な人は、他者の言葉や表情、場の空気を無意識に細かく読み取り、自分の応答を慎重に選んでいることが多い。 つまり、社交の際に使うエネルギーの質と量が、外向的な人とは根本的に異なるのだろう。 たとえば軽いジョギングのように気軽に人と会える人もいれば、ひとつひとつの出会いを登山のように踏みしめて進むような人もいる。どちらが優れているわけでもない。ただ、エネルギーの使い方が違うだけ。 「能力不足」ではなく「関わり方の不一致」であると認識できれば、諦めるべきは人との関わりではなく、その距離の取り方だと気づける。