シルバー(銀)とゴールド(金)があふれかえる、地元のコインショップの苦しい現状。すでに購入制限がはじまっている(海外)
シルバー(銀)とゴールド(金)のスポット価格は、記録的な値上がりと値下がりの不安定な時期を経て、安定しつつある。市場の不安定さは、通常は貴金属を買い取っている地元のコインショップにとって頭痛の種となっているようだ。「これを間違えると、あっという間に資金が底をついてしまう」と、ある店はBusiness Insiderに語った。 1月が貴金属市場にとってパーティーだったとしたら、2月は二日酔いだ。 【全画像をみる】シルバー(銀)とゴールド(金)があふれかえる、地元のコインショップの苦しい現状。すでに購入制限がはじまっている 1月末には、ゴールド(金)の価格は1トロイオンス(約31.1グラム)あたり5300ドル(約80万円)を超え、シルバー(銀)は120ドル(約1万8000円)近くまで上昇したが、その後急落した。記録的な値上がりと値下がりを繰り返したこの相場は、2月初めに落ち着きを見せている。 「こうした価格変動は、あらゆる面で大きな損害をもたらした」と、HSBCの貴金属アナリスト、ジェームズ・スティール氏はBusiness Insiderに語った。 そのようなボラティリティの矢面に立たされている業種のひとつが、金や銀の売買を専門とする地元のコインショップだ。価格高騰により売却客が急増しているが、一部のコインショップは余剰金属を処分する日常的な場所が不足していると、Business Insiderの取材に対して語っている。 ウィスコンシン州マディソンでユニバーシティ・コイン&ジュエリー(University Coin & Jewelry)を経営するティム・ホイヤー氏は、市場が急落している最中でも、依然として取引を続けていると語った。 ホイヤー氏によると、スポット価格が1オンス98ドル(約1万4700円)に下落していたとき、ある顧客が銀を売りに来たという。「私が彼に小切手を切ったとき、彼が店に入ってきた時から銀はすでに3.50ドル(約525円)も下がっていた」 最近のボラティリティは、利益率を蝕むスポット価格の急激な変動以上に、こうした企業を苦しい立場に追い込んでいる。 地元のコインショップは、個人が金塊やコイン、金属スクラップを販売するための信頼できる方法を提供することで、物理的な金と銀の流通に重要な役割を果たしている。 昨年コストコで金の延べ棒を購入し、それを現金に換えたい場合、地元のコインショップが最初に行く場所のひとつとなるはずだ。 これらの店は購入した金属の一部を転売するが、ほとんどの金属は精錬所に売られ、そこで溶かされて新しい延べ棒やコインに加工される。