「言いたいことを言える関係を」 スポーツと多様な性のあり方 甲府市でセミナー開催 山梨
山梨県甲府市で11日、スポーツと多様な性のあり方を考えるセミナーが開かれました。
セミナーでは、女性から男性になったトランスジェンダーの当事者も講演し、まずは知ることから初めてほしいと呼びかけました。
LGBTQ+の問題は、オリンピックなど国際的なスポーツ大会で差別解消に向けた機運が高まっていて、今回の冬季五輪でも多くの選手が理解ある社会の実現を訴えています。
セミナーでは、山梨県サッカー協会の皆川新一さんが先入観で物事を考えず、互いに言いたいことを言える関係を作ることが必要だと呼びかけました。
皆川新一さん
「ちょっとしたことを理解することで、対応できる。そのひと手間をわれわれはするべきだと思っている」
会場では、女性から男性に性転換したトランスジェンダーの当事者の広瀬限さんも講演し、小学生の時に何も言われず、赤いランドセルを与えられた時の違和感や、意識しなければ、男子トイレに入りかけてしまうといった日常生活の不自由があったと振り返りました。
広瀬限さん
「幼少期は違和感の存在を認めてもらえないことが一番の困難かなと思う。周囲の人が本人の好みに合わせて、周りの環境を整え、孤立させないことが大切」
広瀬さんや県サッカー協会は、互いのことを知ることが誰もが生きやすい社会を実現する糸口になると、呼びかけました。