女子枠について。 高校生です。私は強く反対の立場です。 性別という生まれ持って変えられない特性において差別、区別するのはそうせざるを得ない必要性を前提にした十分な効果が認められる場合に限ると思います。 まず、必要性についてです。 そもそも、私が思うに、現状理工系に女子が少ない(世界標準と比較して)のは、バイアスが強いというよりむしろ、まともなキャリア教育を受けてないから、自身の進路を他人に流されて決定してしまい、結果として特定の属性の集団の進路が近寄ることによっているのだと思います。欧米(特にアメリカ)はリベラルアーツの関係で、日本と異なって進路選択を大学2,3年まで留保できる点で、周りの影響を受けにくいです。つまり、今ここで必要なのは、日本特有の早期の進路決定に適応した義務教育段階のキャリア教育ではないでしょうか?少なくとも、自分自身の周りでは、強く志望している分野に性別が理由で進学できない状況は聞いたことがないですし、日本一般に言っても、表向きにそうした状況にあることはかなり稀で、本人が志願さえすれば希望通りに進学できるというのは少なくとも、大体の場合で当てはまりますよね。それに自分自身も、義務教育でキャリア教育と言えるようなものは年に1,2回しか無かったように思われるので、十分効果を見込めるし、こっちのほうが抜本的だろうと思います。ですから、非差別的な措置が取れる以上、そっちを優先するのが当然で、やむを得ない事情とは言い得ないと思います。 次に十分な効果があるかについてです。 女子枠の目的についてですが、 〇積極的に多様性を促進させること (これ自体、確かに様々なバックグラウンドを持った学生を集めると直感的にいいように思われるけれど、それが身体的な特徴に深く根ざしたものであるべきならばもっと慎重になるべき、というか確実に差別的な要素を孕むことになるので積極的にはすべきではない) 〇アンコンシャスバイアスの改善 (1.理工系女子を増やすことによってロールモデルをつくる(ロールモデルってそもそも何十年かかるのかっていう疑問もある)、2.女子枠そのものによるメッセージ的効果) 〇産業界へのニーズへの対応 (これは明らかにアウトだと思います。男女雇用機会均等法を敷衍して考えても、偏見(女性特有の考えとか)に基づいて優遇するのは認められないはずだし、平等に学問する場である大学の公共性、中立性からいっても問題があると思う。) が調べたところだと主軸ですが、構造的欠陥があって、大学自体、偏差値を問わなければ、BFだってある状態でまた、女子枠を受ける学生はほとんどが元から理系志望なので、理系女子が上位大にスライドする傾向が強くて枠そのものでは増えない状況にあります。実際自分の高校では理工系女子学生に女子枠が推奨されています。目的はほとんどのものが理工系女子学生を増やすことを通過点としているのに、枠自体ではその効果がかなり薄いです。唯一、2.メッセージ効果はありそうですが、枠まで作っているにしてはあまりにも限定的すぎて、アファーマティブアクションの前提となる、差別をしてでも総合的にプラスになるような効果は認められないと思います。 最後に、導入プロセスの不健全性について話します。 まず、大学側は導入の効果の検証や事前調査に関するデータをほとんど公表しておらず、また公表する時期を明確にしていません。公平性の喪失や偏見の助長を伴う、アファーマティブアクションには効果がやむを得ない差別に見合うものかどうかについての定期的な調査とそれを透明化することが求められるはずです。国が海外からの指摘に対して、短絡的に行動し、大学側が助成金の欲しさや、自大学だけの女子学生を増やして国際的評価を高めようとしているように思われます。あまりにも不健全だと思います。 長くなってすみません。私の主張をどう思いますか?