逮捕で”仲間”は戦々恐々
筆者は前職で、2015~2020年までタイに駐在し、現在もタイなど東南アジア各国を往来して生活をしている。その経験からも、宇治被告のように東南アジアで少女を買春し、盗撮を繰り返しているような日本人は氷山の一角と言わざるを得ない。
宇治被告も第一回目の公判で、知人から「10人以上隠し撮りをしているがバレていない」と告げられていたことを述べ、「買春や盗撮に関する情報を共有していた仲間」の存在を明らかにしている。
さらに、昨年までXをはじめとするSNSでは、ラオスなど東南アジアでの児童買春の情報や、少女の盗撮写真がいたるところで確認できた。良識のあるユーザーがたびたび通報し、アカウントを凍結に追い込んでも、似たような買春アカウントが次から次へと現れ、イタチごっこだった。
風向きが変わったのは、昨年6月に在ラオス日本大使館が児童買春に対する警告文を出したのと、8月に宇治被告が逮捕された後のことだった。東南アジアの買春界隈に詳しい男性はこう語る。
「ラオスの買春コミュニティは狭いので、宇治氏と連絡先を交換していた人もおり、戦々恐々としています。これまでSNSでは、見ず知らずの人とも買春の情報交換が行われていたが、宇治が逮捕されてからは面識のある人以外との情報交換は行われなくなったようです」
筆者が知る限りでも、そうした情報を発信していたアカウントの多くは非公開になったり、削除されたりしている。