フリーレンを模倣したAI動画と著作権の話をしただけで、突然、中国人ユーザーから激しい罵倒を受けました。
生成元とされる「Seedance」は中国系アプリのようなので、今回の反応も単なる偶発では無いのでしょう。
とはいえ、本題はそこではありません。
私が以前から懸念しているのは、生成AIにおける著作物のセーフガードがあまりにも甘いことです。
Seedanceが示している再現度は想像以上でした。
映像の質感だけでなく、効果音やBGM、さらには声優の声質に近い音声表現まで含め、制作工程のほぼ全体が高精度で再現されています。
以前、大問題になったsora2が「可能性」の段階だったとすれば、これはすでに「実装段階」に入っていると言ってよいでしょう。
この状態のまま、日本に敵対的な姿勢を取る国、たとえば中国やロシアといった国のAIに日本の著作物が大量に取り込まれ、再構成され、世界中に拡散されるとしたら
そこに起きるのはAIによる革新ではなく、私たち日本人が長年積み重ねてきた文化資産の収奪と、創作の土台そのものの破壊でしょう。
現状、生成に十分な著作物のセーフガードが見当たらず、ほぼ制限なく生成できる状況にあります。
この組み合わせこそが、いま日本のアニメが置かれている危うさを象徴しているように思えます。