中学生が河川敷で暴行、動画拡散 宇都宮市教委が県警と連携し調査

岡本智
[PR]

 宇都宮市教育委員会は2日、市立中学3年の男子生徒が別の学校に通う男子とみられる生徒に暴行を加える動画がインターネット上に投稿され、拡散したと発表した。市教委は県警と連携し、暴行に至った経緯などについて確認を進めるとしている。

 2本に分かれた動画は計1分20秒ほど。市内の河川敷で大勢の男女が取り囲む中、男子生徒が別の生徒にひざ蹴りなどの暴行を加え、川に突き飛ばす様子が映っている。1月31日に投稿され、X(旧ツイッター)で拡散された。

 男子生徒は今月1日にXで動画を確認し、自身が暴行したと中学校に申告した。昨年4月の春休み中の行為だったと話しているという。

 市教委は県警と連絡を取り合い、暴行の動機や経緯、被害生徒を取り囲んでいた人物などの詳細の確認を進める。

 男子生徒などの個人情報も拡散されており、今後、SNSの投稿や拡散が人権侵害になり得るといった指導をするよう全校に改めて通知し、委託業者によるネット監視も強化する方針だ。

 県警人身安全少年課は暴行事件とみて捜査。「現在、関係者から話を聞いており、今後、現場にいた関係者や目撃者からも聴取を進めていく」としている。

 栃木県内では1月、県立高校の男子生徒がトイレとみられる場所で別の男子生徒を殴ったり蹴ったりする約10秒間の動画がSNSに拡散された。周囲には別の生徒らの姿も映っていた。県警が捜査に乗り出すとともに、県教委はいじめ防止対策推進法に基づく「いじめの重大事態」と認定した。

 ほかにも大分、熊本、沖縄などで撮影された子どもによる「暴行」の動画が、1月にSNS上で相次いで投稿された。熊本県警が男子中学生を傷害容疑で逮捕するなど、摘発に至る例もある。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

【スタンダードコース|デジタルのみ】有料記事が読み放題!今なら4カ月間月額200円!詳しくはこちら

【ダブルコース|宅配購読者限定】新聞+デジタルのお得なコースも!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    高祖常子
    (子育てアドバイザー)
    2026年2月3日8時9分 投稿
    【提案】

    中高生による暴行の動画拡散が相次いでいる。 そもそも「気に入らない」「言うことを聞かない」など、自分の思うようにならない時に相手に暴力を使ってしまうということは、感情のコントロールと感情の言語化、対話による解決ができないというところに原因の

    …続きを読む
  • commentatorHeader
    内田良
    (名古屋大学大学院教授=教育社会学)
    2026年2月6日16時21分 投稿
    【視点】

    暴行やいじめなどについて、これまで学校教育の分野ではその被害者対応が積極的に進められてきました。たとえば、スクールカウンセラーの役割については、「事件・事故等の緊急対応における被害児童生徒の心のケア」とあるように、加害者よりも被害者に重点が

    …続きを読む